聖剣伝説3(SFC)を攻略・分析するサイト
リースの特徴
風の王国ローラントの王女。ゲーム開始5分で砂の要塞ナバールからの襲撃を受けて父を亡くし、弟は連れ去られる、それを助け出しに行くという形でストーリーが開始される。
ホークアイでもあった『共通装備』がリースにもあり、沈黙を防止する『風神の腕輪』と石化を防止する『大地の腕輪』が該当する。風神の腕輪はフェアリーが攫われる前のディーンで、大地の腕輪は攫われた後のディーンで購入できる。
どちらも全員装備できるが、特に沈黙を防ぐ『風神の腕輪』が強力なので、忘れずに人数分買っておこう。
王女にしては『槍で戦う軽戦士』という珍しい設計になっており、魔法もある程度使いこなせるといういわゆる『万能タイプ』として設計されている。
ただこの『万能タイプ』というのが『クラスチェンジでキャラクターの特色の方向性が変わる』という本作の仕様と相性が良くなかったようで、クラス間において戦力の差が顕著に発生してしまっている。
というか納期に追われながら設定されたらしく、光クラスと闇クラスの習得能力がシンプルかつ対称的過ぎるという特徴がある。恐らく忙しくてバランス調整にまで手が回らなかったのであろう。
クラスごとのステータス
系統 | クラス名 | 攻撃 | 防御 | 回避 | 知防 | 精防 | 必殺 |
キャラの基本的な性能
攻撃力の数値はデュランに次ぐ二番手、体力はケヴィン、デュランに次ぐ三番手であること考えると、基本は戦士系をベースにしたキャラクターである。
ただ攻撃モーションの関係から純正アタッカーとしては使いにくいのも否めず、『知性』『精神』が他の女性陣に次ぐ高さを利用した戦略も取り入れたいところだろう。
全体的に遅咲きなキャラなのでクラス2までは結構地味なキャラである。戦力として使う場合リロードキャンセルを参考にしてCPU式リロードキャンセル辺りを使えるようになっておくとボス戦で活躍をさせやすい。
クラスチェンジの方向性について
クラスチェンジで習得する特殊能力の構成がシンプルという特徴がある。光クラスが『ステータスアップ』で闇クラスが『ステータスダウン』系の魔法をする。
全クラスの特殊能力習得数は一律で5個。全体化の有無と召喚魔法の威力と状態異常付与の種類だけが異なるという、とても覚えやすい構成ではある。
しかしこれほどまでシンプルな設計をするのであれば、各キャラの最終ステータスや召喚魔法の威力、必殺技の範囲などを入念に調整しなければいけないのだが、残念ながら調整が甘い感が否めない。
頑張れば全クラス差別化はできるとは言えウリである『万能性』を犠牲にしている感が否めず、汎用性という意味だとクラス間で結構な差が生まれている。
クラス3の簡易解説
総合的な強さはスターランサーが頭二つ分くらい抜けた強さを持っている。そのため他のクラスを選択する場合は『スターランサーではできないこと』にスポットを当てて考えると方向性が見えやすい。
ヴァナディースは全体必殺技と自力習得のパワーアップの組み合わせが強烈。オーラウェイブ連携で敵をなぎ倒したければこのクラスで決まりなので差別化は容易な部類。
スターランサーは全体ステータスアップ、全体沈黙を持つ強力なクラス。この全体沈黙はゲームバランスを破壊しかねないほどの超性能を持っており、クラスチェンジアイテムで一部のダウン系まで兼任できる器用さを持つという、リースのクラスの中でも特に人気のクラス。
ドラゴンマスターは必殺技は単体、ステータスダウン系も単体、攻撃力も最低と良い所なしのクラスである。召喚魔法のヨルムンガンドの威力が全クラスの中で一番高いのでこの威力差を活かすのが前提となっているが、計算がとてもシビアなので玄人向けのクラスと言える。
フェンリルナイトは必殺技は単体だがステータスダウン系が全体化する。???の種の厳選が面倒だけどステータスダウン系が欲しいという人はこのクラスにするのが手堅い。
攻撃モーションについて
使用武器の『槍』という特徴からか『突き刺し』と『斬撃』に大きなリーチ差が発生している。基本は斬撃の射程内で戦って、突き刺しで背後にいる相手まで巻き込むように立ち回ると使いやすい。
当然ながら敵からの被弾は増えてしまい、無理して前に出ると袋叩きに遭いやすい点には注意。まぁ最大HPは上位グループに入るので過剰な心配はいらないが。
AIにした時も概ね『斬撃』の射程範囲で戦うように設定されているよう結構好戦的である。突き刺しで複数の相手をちゃんと巻き込んで戦ってくれるので、ある程度打撃能力には期待しても良いと言える。