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応用テクニック

 このページでは『操作が難しい』『内部処理が複雑』なものを解説していくことにする。基本的なテクニックに関しては基本テクニックを参考にしよう。

 正味『やり込み向け』のテクニックが多く、また組み合わせて使うことができるものが多かったりと、その仕様を正確に理解するのはかなりの時間を要する。また全てできなくてもゲームクリアには一切影響しない。

 ただ使いこなした時の爆発力が圧倒的なものが多いのも事実で、腕に自信がある人なら華麗に使いこなしたいところだろう。


二連必殺技

 攻撃を『命中ではなく空振り』させた後にレベル2以上の必殺技ボタンを押し続けると、プログラムの処理順の影響から必殺技を二連続で発動できてしまうというテクニック。

 ちなみに攻撃を空振りをした後であれば別に移動しても構わないが、一時的にでもリーダーを変更した場合は再度攻撃を空振りしなおす必要がある。

 通常の処理だと

『必殺技発動』→『キャラクターがリロード開始』→『ゲージを0処理』

 という順番で処理されるようなのだが、攻撃を空振りすると『リロード済なのに再度リロード完了直前になる』という仕様から処理の順番が以下のように変更される。

 『必殺技発動』→『キャラクターがリロード開始』→『リロード準備済なので即リロード完了』→『再度必殺技発動』→『ゲージ0処理』

 通常攻撃命中時は『準備リロード』を上書きしてキャラクターに再リロード処理が入るようだが、多分必殺技にこの『準備リロード』を上書きする処理を入れ忘れてしまったのだろう。

 この仕様のせいで『攻撃空振り』には連続攻撃の無限の可能性が生まれており、『Lv1必殺技→即攻撃』『Lv2以上必殺技→即攻撃』と悪用すれば色々と応用ができる。

 

リロードキャンセル(CPU式)

 数あるリロードキャンセルの中でも最もおススメの方法。操作方法は『攻撃ボタンを押しっぱなしにした状態でR1かL1ボタンを連打する』という至ってシンプルなもので、R1なら二番目の味方が、L1なら三番目の味方が狂ったようにその場で連続攻撃を繰り出す。

 プレイヤー操作とAI操作が入れ替わった後のキャラはリロード状態を解除するという仕様があるために行えるテクニックで、操作の都合から処理かかる負担が少なく全体的に下記のリロードキャンセル(リーダー式)よりも処理落ちに強い。とは言っても基本的にはボス戦専用である。

 その特性から二回攻撃キャラよりも一回攻撃のキャラの方が実行した時の恩恵が大きく、デュランやリースでもボス戦で信じられないくらい火力が伸びるので、機会が合ったら試してみても良いだろう。

 

リロードキャンセル(リーダー式)

 連続攻撃を味方ではなくリーダーで行いたい人向けのテクニック。こちらの方が処理落ちに弱く、基本的には上記のCPU式の方が使いやすい。また、上記と違ってこちらは原則二回攻撃キャラで行うことになる。

 操作は『攻撃を行う』→『LかRを押す』をタイミングよく繰り返すというもの。操作キャラがスムーズに切り替わる必要があるので原則として敵が残り一匹の時にしかできない。

 残り一匹も動き回るような奴だと難しいこともあって、結局はこちらもボス戦専用である。それも上記のCPU式である程度対応できていたフルメタルハガーやツェンカー辺りだと処理落ちが厳しく難しかったりする。

 ただし位置取りが簡単というメリットがあり、何よりも攻撃のつなぎがスムーズなので流麗かつ軽やかな連続攻撃を行えるので芸術点が高いテクニックである。実用性云々は抜きにしても使いこなしたいところだろう。

 

二連続レベル1必殺技

 リーダー式リロードキャンセルの派生版。入力は『必殺技ボタン押しっぱなし→L1かR1を押す』とするもの。

 こちらも処理落ちに弱くリーダー式リロードキャンセルが可能な時などにしか成功しない。ゲージ判定がガバガバな部分を利用したテクニックで『いい感じにラグっている』必要がある。

 なお『必殺技ボタンを押しっぱなし』をリングコマンドボタン連打にすればリングコマンドを開くこともできるので、操作キャラに戻して詠唱時間の短い特殊能力を連携させることも可能ではある。

 ただしマップ全体が重い月夜の森などではそもそもの成功率が落ちてしまうので、ある程度マップを選ぶ必要がある。

 

レベル1必殺技からの通常攻撃連携

 普通にレベル1必殺技を命中させた場合、通常ならばキャラクターはリロードを開始してしまい流れるように通常攻撃したりできないが、これを可能にするテクニック。

 操作は事前に『攻撃を空振り』するだけなので、ロジック的には上記の二連必殺技と同じ。要するに『リロード完了直前』状態にしてから必殺技を当てることで、即リロードを完了させるというものである。

 ちなみにレベル2の必殺技でも同じことはできるが特に意味は無く、普通に二連目の必殺技を発動させた方が賢明だろう。

 

リロードキャンセル(AT移行・解除式)

 リーダーのCPUとマニュアルの切り替えを味方キャラではなくATモードと切り替えることでリロードを打ち消す方法。他のキャラに操作が干渉しないので全体的に処理落ちに強い。ただし特性上二回攻撃キャラでないと難しく、攻撃モーションの関係からホークアイが一番恩恵を受けやすい。

 操作は『ATモードにして攻撃するのを待つ』→『攻撃と同時にボタンを離してマニュアルへ』→『1ヒット目が当たったら2ヒット目と一緒に攻撃ボタンを押す』とすることでリロードなしで二回攻撃を二回の合計四連続攻撃を繰り出せる。上手く行くと二回攻撃を三回繰り返す六連攻撃も可能。

 どうやらATモード移行中と解除中は『リロードをリセットするが、再リロード準備は継続する』という仕様があるらしく、これを利用したテクニックだと言える。良くわからない人のために時系列で表記すると、恐らく以下のようなプログラム処理によって6連攻撃が可能になっている。

  1. ATモードで攻撃命中後に『リロード』処理を開始する(この時点で二連攻撃)
  2. ATモードが解除されたので『リロードがリセット』されて再度攻撃可能になるが、裏側で『リロード処理』は継続中
  3. 二回攻撃が終わったので、そのまま次の攻撃に移行。命中して再度『リロード』が開始され攻撃不能時間が発生(この時点で四連攻撃)
  4. 上記の『2』の裏側で動いていた『リロード』完了時に『3』で発生したリロードごと攻撃不能時間がまとめて解除されてしまい再び攻撃可能になる
  5. 攻撃不能時間がまとめて解除されたので再び攻撃(六連攻撃達成)

 この『単一フラグでしか管理されていない影響で他のアクションのクールタイムごとまとめて解除される』というのは黎明期MMOなどでは良く見られた光景で、多分似たようなことが内部で起きていると考えて間違いないだろう。

 

組み合わせて使う(目指せ十連コンボ)

 上記の『リロードキャンセル(AT移行・解除式)』『レベル1必殺技からの通常攻撃連携』『二連続レベル1必殺技』はそれぞれ組み合わせて使用できる。具体的な例を出すと以下のようなものがある。

  • 『二連続レベル1必殺技』→『レベル1必殺技からの通常攻撃連携』で六連攻撃
  • 『リロードキャンセル(AT移行・解除式)』の四連撃まで入力→『レベル1必殺技からの通常攻撃連携』で八連攻撃
  • 『リロードキャンセル(AT移行・解除式)』の四連撃入力時に攻撃ボタンを押しっぱなしにして再びATに移行→『通常攻撃』しつつマニュアルへ→『レベル1必殺技からの通常攻撃連携』で十連攻撃

 後半のものはムーン・リーフセイバーでノックバックを消さないと攻撃が空振りしてしまう。また、連続で攻撃していると徐々にダメージ発生処理が遅れてリロード移行処理も遅れてしまいタイミングがズレてくるので、処理落ちの具合からダメージ発生のタイミングを見極めながら入力するという、未来予知能力が試されるテクニックとなっている。

 

まとめ

 ここまでやる必要は全くなく、そもそも攻撃力の調整やムーン・リーフセイバーなどでノックバックを消さないと攻撃が届かなくなってしまうので実用性は無いが、別ゲームのような勢いで攻撃しまくるのは見ていてとても楽しいといえる。

 操作難易度は本作でも最難関クラスなので、腕に自信があるなら試しに遊んでみても良いだろう。

 

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