聖剣伝説3（SFC）を攻略・分析するサイト

デュランの特徴

　パッケージの真ん中を飾っており、剣を使って戦うなど正に主人公的な存在。光クラスは聖騎士のように、闇クラスは決闘者のようになるなど世界観的にも非常に分かりやすいキャラクターとしてデザインされている。

　旅に出た理由が微妙などとネタにされることがあるが、最終的には国の一大事を救う目的になるので他のキャラクターと比べても大義名分は維持していると言えよう。

　ある意味で旅立ちの際にデュランの脳内が『紅蓮の魔道士』のことで頭が一杯であったからこそ、エンディングでの彼の成長が際立つのだが、デュランの場合は他のキャラと違ってあまり旅立ちのシーンに悲壮感がなかったのでこのような微妙な評価を受けてしまったのかもしれない。

　典型的な戦士タイプのキャラクターで数値上の攻撃力はトップの高さをもつキャラクター。しかし2回攻撃であるケヴィン、ホークアイに比べると原始的な殴り合いではパッとせず、全体回復が出来るロードを除くと基本的に味方からのサポートが欲しいキャラである。

　ロード以外で使う場合はある程度『オーラウェイブ』を全体に使う必要がある。その爆発力は全キャラ最強と言えるが、一撃で倒せる火力になるまでは育成をする必要があり少々手間がかかる。本領発揮するのがクラス3からと遅咲きなのも気になる点。

　とは言え、武器を多少妥協したとしても十分にダメージが通るため、資金難に陥りやすい中盤でも安定火力として役割を持てるという点は明確な長所だろう。

　サポートを受けた際の爆発力が魅力的だが、全体的に小回りが利かない面が多いという特徴を良く理解した上で使うと活躍させやすいだろう。

　光クラスは回復魔法を習得するが攻撃力が闇クラスにやや劣り、闇クラスは回復魔法を覚えないものの便利な魔法剣であるセイバー系魔法を習得する。

　基本的にはシャルロットが居ない場合は光クラス、シャルロットがいる場合は闇クラスにしておくのが無難だと言って良いだろう。

　最終的に『オーラウェイブ』を使ったアタッカーにする場合、デュエリスト以外だと一撃にできない相手が発生してしまうものの、脅威となる相手は問題なく全て殲滅できる。

　そのため『戦闘の美しさ』を重要視しない場合はパラディンやソードマスターでも使い勝手はあまり変わらなかったりする。普通にプレイしている場合、倒した相手の撃破演出確認後に『光のコイン』を1枚投げつければ十分だろう。

　ロードを除く3クラスは基本的にオーラウェイブの支援が欲しい設計となっているが、当然その依存度などは異なっている。

　パラディンはデュエリストの攻撃力を落とす代わりに単体回復魔法とセイントセイバーを習得する。セイントセイバーのおかげでオーラウェイブへの依存度が低いが、どちらかと言えば味方との支援や連携を重視する人向けの性能。

　ロードは全体回復と状態異常に対する対応力で優れる。反面必殺技が単体なので対雑魚戦の火力が微妙。役割が回復特化と明確なので使いやすい。

　ソードマスターは便利なセイバーを2種類覚える。全体的にアイテムで代用が効きにくい要素が多いためか、デュランの中でも人気のクラス。

　デュエリストは他のクラスに比べると小回りが利かない面があるが、ダークセイバーのおかげで操作テク次第でゲージ貯めを効率的に行える上に仕様上二連必殺技が反撃を受けにくい。味方からのサポートやアイテムの依存度が低く、アタッカーとして最も使いやすく完成度が高いクラスである。

　全体的にリーチが安定しており、また攻撃判定発生の瞬間のタイミングもほぼ同じなので、操作性が素直でとても使いやすい。

　ゲームの仕様上、下側から殴ったほうが攻撃を命中させやすいのだがデュランはその傾向がより顕著で、上に向かって攻撃すると『切り下ろし』のモーション二種類がどちらも『なぎ払い』に変化して複数匹に命中させやすい。

　リーチの長さを活かしていわゆる『崖打ち』状態で障害物を挟んで一方的に攻撃可能だが、他の仲間が無謀に突撃していってしまい、計画が台無しにされることもある。
(´・ω・`)

　AI戦闘面では、上記のリーチに加えて全キャラ中2番目に高いHPを持つので安定感が高いものの、リーチの長さが災いしてアンジェラ等の後衛陣の背後から攻撃をしてしまうことが多い困ったちゃんとなっている。