タクティクスオウガ攻略・分析

制限プレイについて考える


 このゲームに限った話ではないが、自らに制限を加えることでより高い難易度やスリルを味わうと言うゲームの楽しみ方がある。制限プレイや縛りプレイなどと言われており、youtubeやニコニコ動画などで見たことがある人も多いはずだ。

 SRPGなどでも行われており、タクティクスオウガの場合はペトロクラウドなどの主にバランスブレイカーと呼ばれる戦略を制限する遊び方が知られている。

 そこで制限する内容や、制限した場合の難易度の上昇具合について考えてみた。これは管理人が勝手に分類した区分なので参考程度に見てもらえたらよいだろう。十人いれば十人の楽しみ方があり、また難易度の上昇具合も人によっては体感差もあるため、万人が納得できるような区分は困難である。

 制限する内容を組み合わせて導入しても良いため、自分にあった制限プレイを探してみても面白いだろう。本サイトでは難易度の変化はもちろんだが、序盤から導入出来る戦略であるほど制限した際の影響Lvを大きく設定してある。


制限プレイ影響Lv1

・クレリック法で育成したLv50のユニットで攻略を行うのを禁止

 ゲームシステム的に言って、自軍ユニットと敵陣のユニットとの間で大きなレベル差がある場合はもはや勝負にならない。正直レベル差が5もあればまず負けない水準だが、クレリック法を使えばレベル差を15以上にしてしまう事も容易い。

 と言うよりも全員Lv50にしてしまえばオート操作だけで勝つことが出来る。初見プレイであっても自ら制限した人も多いと思われる。

 なお、凶悪と名高いクレリック法だが、自軍のレベルを適正レベルに揃えたり、エクソシストやオクトパスなどの局所的に使うユニット導入のためのレベル調整で使う分には何も問題ない、要はゲームバランスが壊れるか否かについは使い方次第であると言えよう。


制限プレイ影響Lv10

・オーブの使用禁止

 どのルートでも第2章でオーブを使用してくるユニットと交戦する機会がある。初見プレイ時は開幕直後に使われてその超威力に誰もが驚愕しただろう。

 割と序盤からでも埋もれた財宝から回収出来る他、第4章からはデネブのお店で購入できるため、資金力にものを言わせてパワープレイすれば第4章はただの作業ゲーに陥る。

 バランス崩壊ぶりはクレリック法と大差ないのだが、こちらは埋もれた財宝を各地で回収する手間や知識や、第四章から導入する場合でも第三章までは暗黒騎士達を突破する必要性があるため導入が少々大変である。

 クレリック法ほど簡単に導入が出来ないためこのレベルに設定しておいた。現実的に言えばオーブを複数確保出来るプレイヤーであれば、オーブを使わなくてもゲームクリアは容易いだろう。


制限プレイ影響Lv20

・顔キャラの使用禁止

 カノープスやカチュアの使用を禁止する。この辺りから難易度の上昇を実感できる水準になるだろう。顔キャラには専用クラスが用意されていたり、能力の初期値にボーナスがあったりするため一般クラスより若干強めに設定されている。

 それらのユニットを使えなくなるため難易度は確実に上昇する。しかし上昇の仕方はかなりマイルドで、慣れていれば難なくクリア可能なため、制限プレイ初心者向けと言えるだろう。

 しかしながら、当サイトとしてはあまりおススメはしない制限である。顔キャラを使えないというのはルート選択の楽しみの一つの重要な要素を潰してしまっており、ゲームを味気ないものにする危険性がある点には注意が必要だろう。


制限プレイ影響Lv35

・ペトロクラウドの使用禁止

 バランスブレイカーの代表的存在であるペトロクラウドの使用を禁止する。スタンスローターやチャームまで禁止にするか迷ったが、ペトロクラウドには自然治癒しないという恐ろしい仕様があるため、他の状態異常魔法とは明確な線引きが必要であると判断した。

 ソードマスターなどに使用させた場合は石像作成&石像破壊ゲームになってしまう。基本的には制限したほうがゲームを楽しめるだろう。

 影響レベルが微妙に低めなのは、ペトロクラウドが第三章以降で無ければ入手できないからである。恐らくだが、ペトロクラウドを入手できるまでストーリーを進められたプレイヤーであれば、ペトロクラウド無しでもゲームクリアは出来るだろう。


制限プレイ影響Lv40

・回復アイテムの使用を制限・禁止

 回復アイテムvsヒーリングでも書いたが、このゲームに回復アイテムの効果はかなり大きい。そんな回復アイテムの所持数を制限(1ユニット1個まで等)や所持を禁止にしてしまうと言う制限である。

 一騎討ちがデニムの育成次第で難易度が激化するほか、Lサイズの耐久持続力が大きく低下するため単独で制限してもそれなりに影響がある。また人数制限など他の制限と組み合わせて使うとかなり難易度が上がるためさじ加減が難しいと言える。

 完全に禁止にするのではなく、1ユニット1個までくらいにしておくとほど良く難易度が上がるだろう。


制限プレイ影響Lv50

・敵が使用してこない戦略の使用を禁止

・高AGIのユニットによる状態異常魔法の使用を禁止
・自軍ユニットに複数のオーブを防具扱いで装備させるのを禁止
・チャージスペルの使用禁止
・支援装備(竜玉石)を複数所持を禁止
・回復アイテムの2個以上の所持

 と言った要素を禁止にする。要するにこれまでの制限プレイを「敵が使用してくるか」を判断の基準にして統合した制限方法である。機械的に分類するとリザレクションなども禁止になってしまうが、この魔法は敵が使用することが想定されていないため、使用可能と判断している。

 状態異常魔法でもウィッチやウォーロックであれば使用可能。ナイトメアニンジャも可能。クイックムーブやスロウムーブも使用可能、召喚魔法も使用可能である。この制限プレイをベースにして、自分の好みの要素を加えていくと面白いだろう。


制限プレイ影響Lv60

・状態異常魔法の使用禁止

 ペトロクラウドだけでなく、スタンスローターやチャームまでも制限の対象とする。他にもクイックムーブやスロウムーブなども使用禁止である。ナイトメアは一応攻撃魔法なのでセーフ扱いとしている。

 状態異常によるごまかしや、クイックムーブ等の行動調整が効かないため、詰め将棋のような緻密なユニット配置が要求されると言える。

 あまり制限をが厳しすぎると、敵からの攻撃を味方が回避するのを祈るだけのゲームになってしまうため、通常は制限の範囲をこの辺りにしておくとよいだろう。


制限プレイ影響Lv75

・遠距離攻撃の制限・禁止

 魔法攻撃はもちろんだが、状態異常魔法や弓による遠距離攻撃まで含めて制限、禁止にしてしまうというもの。必然的に重戦士同士の殴り合いになり、戦闘の難易度が格段に上昇する。

 現実的な制限で言えば完全に禁止にするのではなく、パーティ編成のなかで遠距離攻撃手段を持つユニットは3体まで、と言った形で制限すると楽しめる難易度になるだろう。

 完全に禁止にしてしまうと運任せの要素が多い、俗に言う運ゲーと呼ばれるような状態になってしまうため注意が必要だろう。


制限プレイ影響Lv100

・人数を制限する

 代表的な例として5人タクティクスオウガが知られており、実際にプレイした人も多いだろう。本来10人出撃できる人数を制限するというもので、実際にプレイしたり動画で見たことある人も多いだろう。

 戦略が洗練されていると5人程度であるなら割と簡単にクリア出来るが、これ以上人数を削ろうとすると難易度が非常に高いものになる。

 究極的に言えば一人でもクリア可能なようだが、ゲーム開始直後からオーブを回収し、回避とオーブの属性RESで猛攻をしのぎながら地道に削っていくスタイルのようである。


まとめ

 とりあえず思いつくものを適当に挙げてみた。制限プレイ影響Lvが上がるほど運ゲーの要素が働いてしまうため、制限プレイ影響Lv50をベースとしてこれに自分の好きな制限要素を加えていくと運ゲーにならない程度の制限が出来るだろう。

 上記に挙げた制限以外でもフルバウダー強制プレイや、得意武器オンリープレイ、クラスチェンジ禁止プレイ、アンデッド禁止プレイなど挙げきれないほどの制限プレイが考案されており、組合せながら難易度上昇とスリルを楽しもう。
(´・ω・`)!

 

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