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難易度が高いNFパーティ編成

 初心者向けのパーティについては戦闘の基本方針について及びおススメのパーティ編成についてで解説を行っているが、反対に難易度が高いパーティについても考えてみることにする。

 今回は実際に管理人が難しいと思われるパーティ編成をYoutube上でライブ配信を行い、その時にこれまで気が付かなかった点や感想などを日記形式で解説していこう。

 

勝ち筋を複雑にして戦線の維持が大変なパーティにする

 戦闘の基本方針についてでは極力「判断」をする瞬間を減らして勝ち筋を単純化して操作ミスを防ぐ、と言うものを推奨してきた。

 この理屈で言えば真逆のことをすればその分難易度が上昇するはずなので、今回は難易度に影響を与えそうな以下の項目にスポットを当ててパーティを編成してみた。

  • 有限リソースを勝ち筋にする
  • 低レベルにする
  • 有限リソースが弱い
  • 頻繁にキャラチェンジが必要
  • 必殺技のバランスが悪い

 

有限リソースを勝ち筋にする

 まずはじめに有限リソースについて定義しておくことにする。当サイトでは「MPを消費する攻撃魔法」や「消費アイテム」と定義することにする。

 厳密な意味で言えば「アブソーブ系」「ダメージMP+」などでMPの補給はできるが、高頻度で補給が必要なものを勝ち筋にするのは厳しいのでここでは有限リソースとして扱うことにしている。

 反対に「MP消費軽減」などを大量にセットして制限時間内にMPが切れないような特殊能力に関しては無限リソースとしてカウントしている。

 メイガスのエインシャントは打つたびに対象のMPと味方全体のHPをゴリゴリ持っていく最もリソースの消費が激しい攻撃手段なので今回の検証に相応しいと言える。そのため今回はエインシャントを勝ち筋にするパーティで実験してみることにした。

 

低レベル化

 文字通り低レベルで攻略を進める。各ボスでクッキーを使う以外はクラスチェンジなどの節目を除いてほぼ雑魚戦を行わなかった。

 もはや説明するまでもないが上記の有限リソースを勝ち筋にする編成と低レベル攻略の相性は最悪で、かなりの工夫を入れないと簡単にガス欠に陥る。

 ガス欠に陥った後は下記のような無限リソースで何とかするしかないのだが、今回は全キャラ全クラスで攻撃力が最低のニンジャマスター、ビショップにすることで可能な限り無限リソースを弱くすることにした。

 

頻繁にキャラチェンジが必要

 ある程度やりこんだプレイヤーならわかるかもしれないが、キャラチェンジの際に無敵判定などは無いのでチェンジ先のキャラが妙な行動をしていると出落ちで戦闘不能になりやすい。

 このことから「キャラチェンジの必要性が無い編成の方が簡単」と言えるのだが、このパーティで低レベルで挑む場合は「MPの補給」「必殺技の任意発動」「青ゲージ破壊」などの観点から頻繁にキャラチェンジを行う必要があるので操作ミスを誘発しやすかった。

 

必殺技のバランスが悪い

 メイガスが「本当にダメージ目的の必殺技」しか使えないことからボス戦が非常に厳しかった。具体的にはロック技が無いので必殺技リレーができず、かと言って青ゲージ破壊に向く広範囲の必殺技もないので小回りが利かない。

 そのため青ゲージの破壊部位が複数個設置される相手だと素殴りで頑張る以外の選択肢が無く、ロック技で無理やり割った場合でも相手次第では増援部隊が残ってしまったりと、とにかくバランスの悪さに苦しんだ。

 ちなみにこれはホークアイを光クラスにするかナイトブレードにするだけで(物理火力面も含めて)簡単に解決するのだが、今回の趣旨に合わないので最後までニンジャマスターで挑むことにした。

 

結果どうなったか

 このように高難易度化する要素をこれでもかと言うほど詰め込んだ結果、以下のような状況に陥った。

  • エインシャントが空振りしてMPが尽きるため許されない空振り三振が激増した
  • そもそもエインシャントを全弾当てても火力が足りない
  • アブソーブ2種でMPを補給しているうちにバフ・デバフが切れる
  • そのためバフ・デバフのタイミングも入念に計算しないといけない
  • 青破壊ゲージ後にアンジェラのMPが無い局面が多発
  • そのため青ゲージ破壊のタイミングも計算に入れる必要がある
  • ゼーブル・ファーなど増援がある青ゲージの破壊がとにかく大変
  • エインシャントを撃つ瞬間にシャルロットもヒールライトを使える状況でなければならない
  • ロック技で動きを止めても「動きを止めただけ」になりやすい
  • 青ゲージ破壊をホークアイで行いにくいので青ゲージ妨害のたびにアンジェラにキャラチェンジする必要がある
  • 有限リソースを勝ち筋にしているので、空振りやケアレスミスの戦闘不能のディスアドバンテージがとにかく重くワンミスが命取りになる場面が多かった

 とにかく「あれもこれも」と判断する項目が多すぎて管理人の脳の処理速度が追いつかなくなり、判断ミスや操作ミスでやり直しになることが多発した。

 

反省点

 あらかじめわかっていたが別に全ボスにエインシャントを撃ち込む必要はなく、劣化光クラスになることを覚悟の上で中級魔法主体の立ち回りにしても良かった。

 また、必殺技で無敵状態になっていても「ペインマジックオール系」は効果があるのだが、効果が無いものと勘違いしてしまい、無駄に難易度を上げてしまっていた。

 そして「アイテム消費」をケチってアイテム多重登録・増殖をしたのが最大の失敗で12個あるリングコマンド欄は各種種(使用で味方全体のHP50回復)で埋め尽くすべきだった。明星のクサリやグレイプニルなど多重化しているとリングコマンド欄12個では全然足りず、もっとアイテムを贅沢に使うべきだった。

 

感想

 とは言ってもチャレンジ自体はなかなか楽しく遊ぶことができた。複数の項目を常時リスク管理する必要があり、このようなプレイを続けていれば間違いなくゲームの腕が上達するとも感じられた。まぁそんなハングリー精神が多い人ばかりではないとも思うが…。

 ただ最終的には「ほぼ打撃だけでノーダメージで倒せるようになる」→「エインシャントで倒せるようになる」という順番で上達していったので、攻略サイトが記載するべきであろう「攻略が簡単になる戦術やパーティの紹介」という方針とは真逆の結果になってしまった。

 今回挑んだメイガス、ニンジャマスター、ビショップも決して弱いパーティではないが難易度がとにかく高く、何よりも低レベル攻略との相性が悪いと感じた。恐らくアンジェラ、ホークアイのどちらも光クラスにした方がずっと簡単だったであろう。

 とは言っても普通にプレイしていたら気が付けなかった以下のような点も多かったので、簡単に紹介しておくことにしよう。

 

気が付いた点・得られたもの

 まずはメイガスをメイン火力では無く中衛で使うと有用であることが分かった。「アブソーブ」「アブソーブⅡ」「ランダムダウン」「ペインマジック」「ペインマジックオール」「隠密」の組み合わせが強く、強攻撃で莫大なアドバンテージを稼ぎながらミドルレンジでの火力も兼任できるので独特の使用感があった。

 またメイガスは持続火力をすべて投げ捨ててしまい「フィニッシュブロー」「フィニッシュブローⅡ」「逆襲」「火事場の馬鹿力」などで固めて「残り3割を削り切る要員」として使うのもアリだと感じた。他にも有限である魔法アイテムとフィニッシュブロー系の相性が非常に良いことに気が付いた。

 実験でナイトブレードとワンダラーにして挑んだら苦戦が嘘のようにゼーブル・ファーを倒せた。必殺技で安全に増援や青ゲージの破壊ができるメリットはとてつもなく大きく必殺技が強いクラスが弱いわけがないと再認識させられた。

 「撮影当時の管理人のうろ覚え回避だけでも容易に低レベル撃破やノーダメージ撃破を達成」できた当サイトの戦闘の基本方針についての記載内容が、攻略サイトとして記載すべき内容として間違っていなかったことが体感できたことも大きな収穫であった。

 

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