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アイテム多重登録・増殖

 本作には昨今のゲームとは思えないほど多数のバグが存在するが、ゲームの進行に致命的な影響を与えないものが大半なためなのか割と放置されているバグが多い。

 そんなバグの中でも操作が簡単でプレイヤーに恩恵をもたらすバグをピックアップしてみることにした。当サイトとしては基本バグ技の仕様を推奨しないが、例外的に『プレイヤーの手間を削減するもの』についてはある程度寛容な判断をしている。

 今回ご紹介するのは一般に『アイテム多重登録』と呼ばれるもので、アイテムの消費無しで貴重な消耗品が使用可能になることから、アイテム集めの手間を省くというメリットが評価されている。

 

手順その1:キーアイテムである『無』を作成する

 やり方を箇条書きで表記すると以下のような感じになる。とりあえずキーアイテムの『無』の作成までの手順は以下のとおりである。

  1. 種欄のアイテムの大半を使い切って、種を1個だけ(アイテムの種がおススメ)にする
  2. 火炎の谷のダメージギミックの場所に行って、アイテムの種の使用モーション中に吹っ飛ばされて(火が噴き出る直前にアイテムの種を使うだけでOK)使用をキャンセルさせる。ちなみに火炎の谷に行くのが面倒なら通常戦闘でアイテムの消費前に被ダメージモーションでアイテムの使用をキャンセルさせるという方法でもOK
  3. 見た目はアイテムが消えるが、アイテムメニューの種のタグに通称『無』が作成される。これは素の状態だと何も選択できずアイテム自体が無いように見えるがちゃんと作成されている

 『無』は該当種類のアイテム(今回の場合は何らかの種アイテム)が手に入ると利用できなくなってしまう。しかし『無』を作成するときに使ったアイテム(今回の場合はアイテムの種)さえ入手しなければ、手元の種を全て処分することで再び利用できるようになる。

 ちなみに『無』は種ではなく投擲アイテム類でも作成可能だが、種を植えた時に手裏剣などは勝手に入手できてしまうことが多く、また『無』も戦闘中でないと作成できないのでちょっと面倒である。

 

手順その2:実際に多重登録をしてみる

 無を作成した後は以下の手順で多重登録ができるようになる。

  1. 予めリングコマンド欄に2個以上の隙間を作っておく
  2. リングコマンド欄に増やしたい貴重な消耗品(ここでは聖騎士の証)を加える
  3. 上記1の後にそのまま種欄にタブを移動させ、決定ボタンを押すと『無』を選択できる。そのままリングコマンドにアイテムを追加するとなぜか二つ目の聖騎士の証が登録される

 

多重登録したアイテムを使う際の注意点

 多重登録したアイテムは以下のような挙動で処理されていく。通常と異なる挙動も多いので目をとおしておこう。

  • 多重登録で使用したアイテムを使っても手元のアイテムの数は減らないので安心して使える
  • 二重にも三重にも登録できるが戦闘中に使用できるのは9個(NFの場合は3個)までである。上限一杯使うとその戦闘中は多重登録して使いきった後のアイテムはリングコマンドから表示上は全て消えたように見える(実際は消えてない)
  • そのためNFモードで遊ぶときに同一のアイテムを6個や9個使ったりはできない
  • 上限一杯使った後は戦闘終了後に多重登録が一段階解除される。例えば三重登録していた場合は二重登録に変化し、二重登録だったときは多重登録自体が解除される
  • 別に登録が解除されても『無』が手元にあれば何度でも登録しなおせる
  • 上記の仕様から三重登録以上する意味はあまりないが、再登録の手間を省くという目的であれば三重登録以上を行う意味もある
  • 多重登録するアイテムを9個以上(NFの場合は3個以上)所持していれば戦闘終了時に補充される。そのため再登録が面倒なら1回の戦闘での使用を8個以下(NFの場合は2個以下)にしておくと手間がかからない。まぁボス戦ではそうも言っていられないが
  • 元になるアイテムの数が2個~8個(NFだと2個)だと戦闘終了時に補充が行われないことが多く、登録の仕直しになることが多い。快適に利用するなら9個以上用意してから多重登録したほうが良い

 

アイテム増殖

 上記の多重登録をしたアイテムは以下の条件を繰り返すことで増殖ができる。基本的に多重登録ができればアイテムを増殖する意味はあまりないが、???の種や経験値増加のクッキー類も増やせるので、アイテム収集の手間を多少削減できる。

  1. 増やすアイテムを多重登録した状態にする
  2. 上記の『無』を作るときと同じ手順で増やしたいアイテムを使用しつつダメージモーションを発生させて、増殖させたいアイテムの使用をキャンセルさせる
  3. するとアイテムが増えているので、一旦リングコマンドから増殖させたいアイテムを消した後に再度登録をし直す(一度リングコマンドから消さないと再度増やせない)
  4. 再び2の手順に戻り、増やしたい数だけこの工程を繰り返す

 ただしこちらは『戦闘中以外』でしか行えない。よって戦闘中のみ使用可能なアイテムは現実的な範囲では増殖不可能である。

 一応微調整を頑張れば『アイテムを使用』→『逃走』→『ダメージキャンセル』ということは実行可能なので、戦闘中のみ使用可能なアイテムも増やせなくは無いが、かなり綿密に調整する必要がある。

 ただ手間の割に旨みもあまりないので、増やすにしても9個以上にして多重登録の手間を省く程度の利用にとどめた方が賢明だろう。

 

まとめ

 上記のような感じで本格的に導入しようとするとゲンナリさせられる『???の種の回収』などの手間を大幅に軽減できることがわかる。生活上の都合などから予めプレイ時間を決めているプレイヤーであれば採用を検討しても良いだろう。

 ただし弱点もありアイテム多重登録に関しては12個あるリングコマンド欄を複数個占有してしまうことから、ボス戦に持ち込めるアイテムの種類が減ってしまうということになる。

 また、あくまでも『気軽にアイテムを使用できる』だけの話であってボス戦での難易度が変わるわけではないのでその点にも注意。

 アイテム増殖の方に関しても、基本は普通にアイテム収集したほうが早いことの方が多く、増やすにしてもクッキー系やアロマ系などにしておいた方が効率的だろう。

 

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