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フラミー編

 ここでは忘却の島~フラミー入手~敵のアジト攻略までのシナリオについて解説していく。

 三つの勢力が争う構図になるが、選択した主人公によってシナリオ展開が変わっていく。具体的には以下のような感じになる。

  • デュランorアンジェラ:アルテナ勢力(竜帝)が勝利
  • ケヴィンorシャルロット:ビースト勢力(仮面の道士)が勝利
  • ホークアイorリース:ナバール勢力(黒の貴公子)が勝利

 『シナリオに絡んでこない勢力』を物語から手早く退場させる必要があるのはわかるが、あまりにも強引かつ急展開なストーリー進行が多いためか、現在でもファンの間でネタにされていたりする。

 また急展開過ぎて説明不足や設定不備が大量発生をしているタイミングでもあり、理屈ではなく雰囲気を楽しむスタンスで行くとストーリーも楽しめるだろう。当サイトでは説明がつく範囲で頑張って解説を加えつつストーリーを追うことにしている。


忘却の島

 マナの聖域へのトビラがあると言われる島。一応整理しておくとマナの聖域のトビラを開く方法は二つあり、『フェアリーが8種の精霊の力を借りて開く』か『マナが枯れるのを覚悟で各地のマナストーンのエネルギーを解放する』というものである。

 主人公達がフェアリーの力を借りて開こうとしている時に同じタイミングで敵勢力に各地マナストーンのエネルギーが解放されてしまい、巨大化した聖域へのトビラが上空で開いてしまう。

 

シナリオの補完

 フェアリーや紅蓮の魔道士の発言から『敵勢力が全マナストーンのエネルギーを解放した』ことがわかるが、とりあえずストーリー上のマナストーンの状態を振り返ってみよう。

  • 火:美獣が解放済み
  • 水:アルテナ勢力(多分黒曜の騎士)が解放済み
  • 土:ドリアンに安置されている
  • 風:風の回廊に安置されている(黒曜の騎士がスルー)
  • 光:光の古代遺跡に安置されている
  • 闇:シャイド曰く現世に存在しない
  • 月:月読みの塔に安置されている
  • 木:ワンダーの樹海に安置されている

 実はエネルギーが解放されたことが確定しているのは『水』と『火』のマナストーンだけと少なめである。主人公たちが月と木の精霊と契約している間に各勢力が各地のマナストーンを解放したと考えるのが自然だろう。

 闇のマナストーンに関しては黒の貴公子が命と引き換えに現世に出現させたいう情報があり、マナの女神以外が闇のマナストーンを現世に戻したことで世界のマナのバランスが崩れた、と考えればこれまでの謎にある程度の説明がつくようになっている。

 

天の頂

 風の王国ローラントの入り口にいるアマゾネスに話しかけると入口を解放してもらえる。内部にはレベルこそ高いものの風の回廊に出現したモンスターしか出現せず、以前の戦法がそのまま使用できる。

 山頂にいるフラミーと遭遇すると彼女の力を借りてマナの聖域に突入することになる。

 ちなみにコイン狩りのスポットにもなっており、知性13以上で全体化大地のコインを投げるだけでサクサク狩っていける。しかし地形やハズレエンカもあり、知性15以上あるのならランプ花の森で行ったほうが良いのでタイミングを見て移動しよう。

 

マナの聖域

 マナの樹が祭られている神秘的な森林。主人公たちが入った時点で既に三勢力が激しく争っており、息絶えた者たちがあちこちに転がっている。

 マナの樹にたどり着くと主人公がマナの剣との対話後にマナの剣を入手、その直後にフェアリーが攫われてしまい、彼女を救出する展開でシナリオが進んでいく。

 このタイミングでシナリオに無関係な勢力をストーリーから退場させる必要があるのだが、凄まじく強引な展開は一種の伝説として語り継がれている。

 また、あまりにも的確な勢力リーダーの退場とシナリオ的に後味の悪さを残さないように配慮した『幹部の後処理能力』から、ファンの間では『敵勢力の在庫処分』『ビジネス敵勢力』などと呼ばれることがある。

 

シナリオ補完:敗れ去った敵勢力の状況

 三勢力が敗れ去ったときの反応がそれぞれ異なるので一応まとめておくことにする。それぞれの状況は以下のとおりである。

  • 竜帝勢力:竜帝が暗殺され、紅蓮の魔道士もあっさり倒され、黒曜の騎士は消滅
  • 仮面の道士勢力:仮面の道士が敗北してミラージュパレスが崩壊、死を喰らう男は逃亡、ヒースは記憶が戻らないまま行方不明
  • 黒の貴公子勢力:黒の貴公子の遺体が消去され、魂も永遠の闇へ封印されて復活不能。邪眼の伯爵は美獣に絶命させられ、美獣も黒の貴公子の後を追うと言うヤンデレ展開

 とりあえず挨拶代わりに敵勢力のリーダを暗殺するなりしてストーリーから退場させ、幹部連中も適当に理由をつけてストーリーから退場させるという力技のインパクトは絶大である。

 なおエリオットを魔力でローラント城に戻すという『美獣の手際の良さ』は現在でもネタにされることがある。

 

敵のアジトへ

 当たり前だが勝ち残った敵勢力によって行先が異なる。整理するまでも無いと思うが、一応は整理しておこう。

  • 竜帝勢力:魔法王国アルテナ
  • 仮面の道士勢力:ビーストキングダム
  • 黒の貴公子勢力:砂の要塞ナバール

 気が付きにくいが装備品が更新されているタイミングで、それぞれアルテナ、ミントス、ディーンで新しい装備品が販売されているので忘れずに寄っておこう。

 敵のアジトであるからなのかとにかく雑魚モンスターが強いことで知られており、特にビーストキングダムは『全体ヒールライト』で戦闘が長期化しやすいので注意。

 ちなみにこの時点で主人公に選んだキャラ次第で残りのメンバーの当初の目的(リースだったらエリオットの救出等)が達成されてしまうが、より邪悪なものの存在を打ち倒す世界平和のために最後まで旅に同行してくれる。

 全体的な難易度は一番簡単なのがアルテナで、一番難しいのがビーストキングダムだろう。砂の要塞ナバールは中間程度の難易度だがマップが入り組んで分かりにくく、迷子にならないように注意したい。

 

神獣復活へ

 いずれの敵のアジトに行ったとしても最終的にマナの剣を奪われ、神獣が復活してしまう。必然的にマナの女神から貰った『風の太鼓』使って各地を巡りながらストーリーを進めることになる。

 それぞれの神獣を倒す順番は自由だが、それでも攻略上のテクニックはあるので次ページではそれらについて解説していくことにしよう。

 →神獣編へ進む

 

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