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クリティカルの期待値について計算
細かい詳細についてはダメージ計算式にて記載するが、クリティカルについては多少ややこしい面がある。
特に『クリティカルアップ系』と『クリティカルダメージ系』の2種類のアビリティがあるのがややこしく、計算式を理解していないと有効活用が意外と難しい。
このページではクリティカルの計算式や、有効な組み合わせなどに解説していくことにしよう。
何もしていない状態のクリティカルの仕様
何もしていないクリティカル率は5%である。ちなみにクリティカルが発生するとダメージ+20%となる。
つまり計算式で表すと
5% × 20% = 1%
となり、何もしていない状態のクリティカルの最終ダメージ期待値の上昇は+1%である。
クリティカルアップ系の効果
クリティカルをアップさせる方法には以下のようなものがある。
名称 | クリティカルアップ率 |
エナジーボール | +20~68% |
クライシスヒット | +70%(敵が状態異常) |
クリティカルアップ | +10% |
クリティカルアップⅡ | +25% |
クリティカルアップⅢ | +40% |
集中 | +25% |
集中Ⅱ | +40% |
エナジーボールの表記がブレているのは『アップ強化+8%』『ラッキーアップ+15%』『ラッキーアップⅡ+20%』がすべて適用されるためである。全て適用されると素の5%と合わせてクリティカル率68%と驚異的な数値になる。
リンクアビリティであるクリティカルアップをセットしておくことで上限の80%に迫るクリティカル率78%にまではどのキャラでも到達できるのは割とありがたい要素。
上限のクリティカル率80%の最終ダメージ期待値の上昇は+16%と正直イマイチ。効果的に使うなら下記のクリティカルダメージ系と一緒に使う必要がある。
クリティカルダメージ系
クリティカル発生時のダメージを上昇させるアビリティは以下のとおりである。ちなみにクリティカル発生時のダメージに乗算をする計算式なので、クリティカルアップ系とは計算式が異なる。
名称 | ダメージアップ率 |
クリティカルダメージ | +30% |
クリティカルダメージⅡ | +40% |
一閃 | +30% |
一閃Ⅱ | +40% |
例えば『一閃』セット時にクリティカルが発生すると120%×130%となりダメージ156%まで上昇する。理論上の最大値はダメージ240%である。
ただしこの場合でも、素のクリティカル率5%のままだと最終ダメージ期待値の上昇は+7%しか上昇しない。
組み合わせて使おう
ダメージ期待値を上昇させるのであれば組み合わせて使ったほうが良い。例えばアイテムとリンクアビリティだけで運用可能な『エナジーボール(死狼の魂)』『クリティカルアップ』『一閃』の組み合わせを考えてみよう。
この場合の最終ダメージ期待値の上昇は+19.60%である。十分にアビリティ枠を2個使うだけの価値があると言って良いだろう。
上限はクリティカル率80%、ダメージ240%の組み合わせをした光光スプリガンで、この場合の最終ダメージ期待値の上昇は+112%である。
ちなみに闇闇デストロイヤーに関してはクリティカル率78%までは到達できるので、最終ダメージ期待値の上昇は+109.20%が上限である。
基礎ダメージからの上昇
当たり前だが実際にプレイする場合は他に『ダメージアップ系』のアビリティをセットしたり弱点属性を付与するなどして『強化』を行いつつ戦闘を行う。
クリティカルは強化を受けた『暫定ダメージ』に乗算されるので、結果として見た目よりもずっと大幅にダメージが上昇する。論より証拠というやつで、実際に計算例を出したほうが早いだろう。
なお計算を分かりやすくするため基礎ダメージが100で、エナジーボール+クリティカルアップ+一閃をセットしたクリアップ+35%、クリダメ156%状態であると仮定して、強化に応じてどこまで最終ダメージが変化するのかを調べてみた。
ダメ強化 ※強者等 |
クリ込み 期待ダメ |
クリによる ダメ増加量 |
基礎ダメ 上昇比率 |
+0% | 119 | 19 | +19% |
+20% | 143 | 23 | +23% |
+40% | 167 | 27 | +27% |
+60% | 191 | 31 | +31% |
+80% | 215 | 35 | +35% |
+100% | 239 | 39 | +39% |
+200% | 358 | 58 | +58% |
当たり前だがアビリティでの強化をすればするほどクリティカルによるダメージ上昇も飛躍的に大きくなる。例えばダメージ+200%強化をしている場合は対基礎ダメージとの比較だと58%もダメージが上昇する。
一見無理そうに見えるダメージ+200%も弱点属性を突けば現実的なラインで達成可能なため、クリティカルと言う概念がどれだけ強いかが良くわかるだろう。