聖剣伝説3（SFC）を攻略・分析するサイト

　まず目が行くのは攻撃力283という数値で、これはケヴィンのゴッドハンド（287）に迫る数値である。この攻撃力を僧侶系のキャラが持っているのはありがたい。

　その代償からか『精神20』はシャルロットのクラス3の中でも最低の数値になっている点には一応注意。正直20もあればまず困ることは無いが、フレーバー的には気になる人も多分いる。

　アンティマジックの習得条件が精神18なので、レベルアップしたら真っ先に精神にポイントを割り振らないとその分だけ特殊能力の習得が遅くなる点には注意しておこう。デーモンブレスは最短習得Lv42と決して早くは無いので、送れると実用面で支障が出やすいので気を付けたい。

　攻撃力が高いのでついレベル3の必殺技をセットしたくなるが、安定面を最優先するなら『ぽかすか』なのは他のクラス3と共通している。

　やる人がいるかどうかは不明だが、二連必殺技にすると最高レベルのプチドラゾンビでも確殺圏内に余裕で入ってしまう火力は結構魅力。

　問題は『でかでか』の一回目で相手を吹き飛ばしてしまうことが多く、意図せずターゲットが変わってしまうことが多い点だろう。

　一応クラス3のシャルロットの中で最も回復量の低いヒールライトである。しかし最大回復量417もあるので困るような事態はまず起きないだろう。

　下記の『デーモンブレス』をフル活用する場合はセットで『アンティマジック』も使うことが多く、結果として消費MPが非常に激しかったりする。

　連携狩りの楽しさに目覚めて敵本拠地を練り歩いていると、これを使えないほど残りMPが削られていたりするので、MPの残量は特に注意しておこう。

　シャルロットのクラス3の中では唯一全体化しない状態異常回復魔法。亡骸という素体を使うのはセーフだが、暗黒パワーを0から呼び出してはいけないという掟でもあるのだろうか。

　正直に言うと全体化したところで『ちびっこハンマー』でほぼ問題なく代用できることから、結局はほとんど使われなかったと思われる。

　どうしても気になるという人はマーマポトの油をアイテム欄に入れておくと良いだろう。

　扱い的にはネクロマンサーのユニコーンヘッドと一緒で、味方の攻撃を耐えた残党の処理用の召喚魔法である。

　プチドラゾンビやカーミラクイーンに辺りの生き残りに撃ち込むのなら威力自体はこれで十分である。思考停止で『デーモンブレス』を連打すると消費が激しいのでキチンと使い分けていきたい。

　扱い的には上記のユニコーンヘッドと一緒で、残党の手軽な処理魔法としての使うのが主な使用用途。

　ネクロマンサーの時と一緒で、僅かに増えた威力（22程度）で確殺ラインが変わるようなこともそうないため、よほどギリギリの計算が行われない限りは使用機会は無いだろう。

　敵にかかっている特殊効果を打ち消す。どうやら反射と吸収は『登場時に最初から付与されている特殊効果』として設定されているらしく、これを使うことで解除することができる。

　忍術等は吸収されるとステータスダウンなどの特殊効果が出ない（半減と無効化は効果が出る）ので、該当する相手に使う際の下準備に重宝されている。まぁ実際はブラックマーケットで手軽に購入できる『スペクターの瞳』で代用されることの方が多い。

　下記のデーモンブレスのダメージを火属性吸収効果を持つ『グレートデーモン』に直撃させる時にも使うのだが、合計消費MPは10となってしまいコストは相当重い。

　運用する場合は魔法のクルミやスペクターの瞳を沢山倉庫に放り込んでおくと良いだろう。

　性能自体はネクロマンサーの『グール』と全く一緒である。しかし精神の数値からこちらの方が最終ダメージにして『17』程度低い。

　しかし運用自体に何か変化があると言えば特になく、こちらもユニコーンヘッド＋グレムリンでダークロードの大地噴出剣の発動圏外にできるのも一緒で、実際はエフェクトが変わっただけのグールだと思っとけば間違いない。

　威力自体はネクロマンサーのゴーストよりも固定ダメージ分高いのだが、精神の差から最終ダメージは『2』だけグレートデーモンの方が高い程度に留まっており、実質威力は互角と見て問題ない。

　敵のグレートデーモンに使うと『画面内にグレートデーモンが3匹』という、結構珍しい光景が見られる。しかし上手い事倒さないと反撃を喰らうので要注意。

　威力係数509という僧侶系のキャラが習得するとは思えないほどの火力をもつ、本作でも屈指の強さを誇る攻撃魔法。その威力は弱点を突いた精神20のホーリーボールとほぼ同等である。

　要するに『確実に弱点が付けるホーリーボール』と考えればいかにこの魔法の火力が優れているかがわかるだろう。

　さらに魔法効果と魔法防御ダウンというおまけつきで、初撃に使った場合は後続の火力が激増して、確殺狩りの際の要求火力ラインを大幅に下げてくれる効果もある。

　反撃回避術②を参考にして魔法連携に組み込む場合、大量メッセージ式の魔法であることが幸いして『初撃』『フィニッシュ』のどちらにも使用できるという点で、魔法連携の『初撃』にしか使えないホーリーボールよりも明確に優れている。

　ただし火属性吸収のグレートデーモン相手だとアンティマジックを挟む必要があり、パワーボルダーの反射もホーリーボールに比べると痛いという点から小回りが利かない面も否めず、総じて『運用コスト』『準備コスト』が高めなので注意しておきたい。

　一手間さえかければ『初撃』にも『フィニッシュ』にも使える『デーモンブレス』を使えることから、普通に考えるとそこまで投げる必要性は無いように感じられる。

　しかしアンティマジック（消費MP4）とデーモンブレス（消費MP6）を一緒に使うと合計MP消費10となって、中々コストが重いのも間違いない。

　編成次第にはなるが『初撃コイン』で誤魔化せるような局面では積極的にコインを使っていっても良いだろう。