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月と木の精霊編

 ここでは月明かりの森ミントス到着から木の精霊との契約までのシナリオについて解説していく。

 徐々にファンタジー要素が強くなってきており、時にこの辺のシナリオは『絵本』『童話』をモチーフにした演出が多い。

 ちなみに英雄王から『水・火・月・木』のどれかを目指せと言われるのだが、水と火の精霊と契約をしていないとミントスの砂浜は謎の邪心像が邪魔をしており入ることができず、またディオールは月の精霊と契約後でなければ入れないので、結果として三番目、四番目の順番は固定となっている。


月明かりの森ミントス

 常に夜の村。入った瞬間に夜になるので、ケヴィンがいる場合は意図的に夜にするために利用されることがある。

 住人は獣人ではあるものの別に人間に敵意を持っているわけではなく、平和な暮らしを選択したグループとなっている。

 なお、アルテナ兵が攻めてきたことが彼らから聞けるが、彼らに敵意が無いことがわかると素通りしていったらしい。

 住人の中に『月のマナストーンが森の中にある月読みの塔にある』事を教えてもらえるので、一行は月のマナストーンを求めて月夜の森を進むというのがストーリーの流れである。

 

月夜の森~月読みの塔

 獣人たちが生息する危険な森。マップ全体に霞がかかっている影響からか常に処理落ちが発生しており、各種処理落ちを利用したテクニックが利用しにくくなっている。

 月読みの塔はエリアの北西にあるので、逆の『U』の字をイメージして移動して目指そう。ちなみにビーストキングダムは城の門が閉まっていて入れないので行く意味は無い。

 ミントスから左下左のエリアにバウンドウルフ3匹が出現するフロアがあり、『知性9』『精神9』のどちらでもコイン投げ2枚で倒すことができる。余ったコインを処分するのに丁度良いので活用しよう。

 獣人の元ネタ(というかビーストキングダム関連地域の元ネタ)は多分ドイツのグリム童話だろう。『3匹のこぶた』『赤ずきん』『おおかみと七匹の子やぎ』など多くの童話に悪役として登場している。現代の創作作品でも狼が悪役になりがちなのに、グリム童話での扱いの影響は無関係でもあるまい。

 月夜の森も元ネタは多分ドイツの『シュヴァルツヴァルト』で、意味としては黒い森である。なお本作の場合、月夜の森に生息する草木は夜桜のような淡いピンク色の美しい色合いをしており、夜で暗さを表現するというファンタジー要素の強い表現が行われている。

 

ボス戦:ルガー

 月読みの塔に到着するとルガーがアルテナ兵を返り討ちにしており、死を喰らう男が仮面の道士への商品の棚卸作業と帳簿の改ざんに勤しんでいるのを確認後ルガーと戦闘になる。

 相変わらずカウンター行動を取ってくるので、味方にLv2以上の必殺技を使わないように設定しておこう。というかCPUはゲームクリアまでLv2以上の必殺技撃たせなくてよいかもしれない…。

 何も知らないとかなりの強敵だがカウンターを誘発させないようにしつつ『ドレイクのウロコ』『バレッテのウロコ』で強化しながら戦えば拍子抜けするほどあっさり倒せるだろう。

 フランスに『ルー・ガル―』という狼男の伝説があり、ルガーの元ネタであると推測されている。

 

月読みの塔

 ルガー撃破後はルナが登場し、なんやかんやあって契約を結んでくれる。月読みの塔に入ると『月のマナストーンが塔の中に封印されているから周囲はいつも夜になっている』という一瞬納得しそうになるが、やっぱり納得できない説明がされる。

 ちなみに月のマナストーンはエネルギーの解放が行われておらず、獣人たちによって守られたことがわかる。

 そうなると後日誰かが月のマナストーンのエネルギーを開放したことになるが、誰が行ったかは明らかになっていない。まぁビーストキングダム地域にあることを考えれば、死を喰らう男が後日解放したと考えるのが自然だろう。

 

ランプ花の森~花畑の国ディオール

 この森には隠れたギミックがあり、そのギミックは『夜に赤く光る花を道しるべにするとディオールに到着できる』というものである。

 ちなみに昼でも十字路に差し掛かったら『右→下→左』でたどり着ける。夜にするのが面倒であればこのルートで進んでしまおう。

 ディオールはエルフが住む国と言うことでシャルロットの出生などを聞けるほか、ランプ花の森の金の女神像付近でルナを使うと隠し通路が開けることを聞ける。

 エルフと言えば北欧神話においてユグドラシルの守護をしているはずだが、本作の場合はフェアリーがマナの樹の世話をしているため、ドリアードがいる地域に引っ越しさせられたのだろう。

 ちなみにディオールの英語綴りは『dior』で、恐らくクリスチャンディオールと言う赤いバラの品種が由来だろう。ちなみに花の名前はファッションデザインで有名な『クリスチャンディオール』が由来なので、メルヘンチックなマップの割に意外と現代チックな出典のネーミングである。

 

ランプ花の森

 途中にある金の女神像でルナを使うと隠し通路が開いてボス戦に挑めるようになる。ボスの変身後は火属性が弱点なので、ケルベロスのツメを倉庫から出しておこう。

 ちなみに金の女神像から左左のフロアはコイン狩りのスポットになっており『知性15』または『精神15』のコイン投げ2枚で全部消し飛ばせる。条件が厳しいものの天の頂よりも地形的に狩りやすいので、条件を満たすなら利用しよう。

 『光る花』の出典を調べてみたが、遺伝子組換を除くと現実世界では自力で発光する花は存在しないようである。なお『月夜茸(ツキヨダケ)』という光るキノコなら存在することが確認されている。

 まぁ光る花自体もバラ科とユリ科を混ぜたような不思議な形状の花びらとなっており、メルヘンチックな表現を優先した結果キノコではなく花が演出として選択されたのだろう。

 

ボス戦:ギルダーバイン

 眠りや猛毒状態にしてくることが多いボス。都度プイプイ草を使っていると数が足りなくなるだろう。ちびっこハンマー2回でも治せるので、不安があるなら手持ちに加えておこう。

 ダメージを与えていくと形態変化するのだが、形態変化後は火属性が弱点になるのでケルベロスのツメなどを使ってダメージを加速しよう。

 ちなみに睡眠状態を喰らっても『回復アイテムやヒールライト』などでキャラクターに回復モーションを取らせると目覚めるので覚えておくと良い。

 ギルダーバイン撃破後は無事にドリアードと契約を結び、ついに8種類全ての精霊との契約を達成、マナの聖域の扉があると言われる忘却の島を目指すことになる。

 →フラミー編に進む

 

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