聖剣伝説3(SFC)を攻略・分析するサイト

光の精霊編

 ここでは城塞都市ジャドに到着から光の精霊との契約までのストーリーについて解説していく。

 既に散々言われたて来たことであるが、本作のストーリーは矛盾とまでは言えなくとも整合性や登場人物の合理性が怪しい部分が多く、真面目に考えると頭がおかしくなるので要注意。

 またゲーム中にちゃんと時系列が整理されていなかったり、登場人物の行動の目的が明確になっていない部分も多く、とにかくストーリーの全容を把握しにくい。当サイトでは各登場人物の目的や、なぜ理解がしにくいのかについても解説をしていくので安心してほしい。

 なお、攻略チャート自体は一本道でほぼ迷う余地は無いので、当サイトでは出典となった神話などにもスポットを当てつつ解説を進めていくことにする。


パーティ編成について

 当サイトではストーリー攻略を解説する際の仮のパーティをケヴィン、アンジェラ、シャルロットの3人を採用しており、最終クラスをデスハンド、メイガス、ネクロマンサーとしている。

 上記は恐らく操作負担を加味した時に最も簡単である組み合わせの一つなので、ゲーム初心者だったり本作初プレイの人は参考にしてほしい。

 ステータスの振り方も簡単でケヴィンは『ちから』『たいりょく』でシャルロットは『せいしん』『たいりょく』を愚直に上げるだけで良い。

 アンジェラだけ特殊で『せいしん』『ちせい』を上げて行くと良い。打たれ弱くはなってしまうが、雑魚戦は全体魔法だけで簡単に片付くようになって簡単に攻略を進められる。

 

城塞都市ジャド

 オープニングを見た後に到着する都市。獣人に襲撃されて占拠されているが、獣人は夜になると理性を失って見張りを放棄するので、その隙を見計らって町を脱出して聖都ウェンデルを目指すことになる。夜にするには宿屋に泊まって『夜に起きる』を選択するだけで良い。

 城塞都市とは名前のとおり『敵からの侵略を防ぐ』のを目的で作られた都市である。その割にゲーム開始早々占拠されているはいかがなものだろうか。

 現実世界にも城塞都市はあるが、空中からの攻撃手段によって姿を消していったという歴史がある。リメイクの際にビースト軍が翼竜を使ってジャドを襲撃したことが明確に描写されるようになって、防衛能力については説明がつくように思われた。

 しかし翼竜を使うのならビースト軍は直接聖都ウェンデルに攻め込めることになってしまうわけで、今度はわざわざジャドを占拠する意味がなくなってしまった。本当にリメイクしてもストーリーにフォローが利かないゲームである。
(˘・ω・˘)うーん…。

 

ラビの森

 名前のとおりラビが多数生息する森。ラビは夜になると眠ってしまうので延々と毒キノコが邪魔をしてくるマップと化している。すぐに2人目のキャラが仲間になることを考えるとこのマップで経験値稼ぎするメリットはあまりないと言える。

 マップは一本道なので迷うことは無い。本作には町やダンジョンで拾える宝箱は実質存在しない(厳密にはあるが無視して良い)のでダンジョン探索が極めて簡単で、またフィールドも一本道のマップだらけなので迷う余地はほぼ無い。

 

湖畔の村アストリア

 ジャドから直接ラビの森の東の洞窟を抜けようとすると結界が邪魔をして入れない。そのため一旦情報収集として訪れる村である。以下のフラグを満たしてから宿屋に泊まるとイベントが進行する。

  • アストリアの東の洞窟(滝の洞窟)の入口で結界にはじかれる
  • アストリア最南端にいる水辺の男性に話しかける(今夜も不思議な光が現れるかもと言っている)

 イベントが発生した後に光を追いかけていくと全ての行動が裏目に出ることで有名なフェアリーと巡り合い、彼女の宿主になる。なおこの直後にアストリアはビースト軍の襲撃に会い拠点として利用できなくなってしまうので、光を追いかける前に買い物を済ませておこう。

 

滝の洞窟(聖都ウェンデルまで)

 洞窟の手前で二人の仲間が加入してくれる。レベルも高めで装備品も良いものを装備しているのでしばらくは頼りにしよう。金の女神像もあるので心配なら多少稼ぎを入れても良い。

 洞窟は『コ』の字型の一本道なので迷わずたどり着けるだろう。3人目のキャラクターをシャルロットにしているとこの段階で仲間にできるのでフルメタルハガーに3人で挑めるのでちょっとお得。

 フルメタルハガー撃破を目安にパーティにアンジェラがいる場合は『精神7』以上にしておくと、以降のシナリオをかなり快適に攻略を進めることができる。

 

聖都ウェンデル

 キリスト教をモチーフにした光の司祭が治める都市である。光の司祭は道を失った6名のプレイヤーキャラの全員が教えを乞うために会いに行くという、抜群の知名度と信頼を寄せる人物で、その知名度は実質的には法王クラスだろう。

 元ネタになっているのは多分バチカン市国で、永世中立国であることも加味するとスイスの要素も入っていると思われる。光の司祭とフェアリーの会話から以下の情報を得ることができる。


  • マナが急激に減少しマナの樹が枯れそうになっている
  • マナが完全に失われるとマナストーンに封印されている神獣が目覚め世界の危機が訪れる
  • 危機を乗り越えるにはマナの樹の根本にあるマナの剣を引き抜いてマナの女神を目覚めさせる必要がある
  • マナの剣を手にしたものには強大な力が与えられる
  • マナの樹はマナの聖域にあるが、マナの女神によって隔離されている
  • 今のフェアリーにはマナの聖域に行くためのゲートを作る力が残されていない
  • マナストーン付近にいる各精霊と契約をすれば現在のフェアリーでもゲートを開ける
  • マナストーンのエネルギーを開放することでもゲートは開けるが、神獣を目覚めさせてしまうことになるのでこの方法は使えない
  • そもそもかつて『マナエネルギーの利権』をめぐって戦乱が発生した際に闇の神獣が目覚めたことがあり、戦乱の収束後にマナエネルギーのコントロールの呪法は禁術として封印されている

 一見よくありそうな設定ではあるが、何となく覚えにくいのは恐らく『なぜマナの力が減少したのかが不明』という点だろう。そもそもこの段階では開示されない情報が多すぎて、上記の説明だけだと整合性・合理性が取れてない。

 例えば真面目に読み解こうとすると以下のような疑問が生まれてしまう。


  1. そもそもなぜマナが減少しているのかの説明が無い
  2. わざわざ人の手を使わないと『マナの女神が目覚めてくれない』『マナの女神が危機に気が付かない』欠陥システムについての理由が無い。
  3. マナの聖域が隔離されている理由はマナの剣を悪用されないためだろうが、マナが減少するとフェアリーがゲートを開けなくなる欠陥システムについての理由が無い

 普通のゲームであれば『マナの剣を引き抜く』という目的以外に『マナ減少の原因の解明』も併せてゲームの目的となるが、本作では丸投げされているのが全容を分かりにくくなっている原因だろう。一応作中で


  • 戦乱の際に闇の神獣と闇のマナストーンをマナの女神が魔界に追放した
  • 闇の貴公子が闇のマナストーンを自身の命と引き換えに現世に呼び戻した
  • 魔界よりマナストーンのエネルギーを開放する禁術が現世に持ち込まれた

 ことが分かり、多少強引な解釈ではあるがマナのバランスが崩れた(≒マナが急激に減少した)理由も一応は説明が付くのだがこれはストーリー後半になってからやっと分かる話である。

 また、エンディングになって初めてマナの女神から『人々が助けを求めるときに私は目覚める』ことを知らされる。

 要するにマナの女神からの加護は一方通行でなく『双方が運命共同体な世界』『安定しているように見えて実は際どいバランスで成り立っている世界』であることがわかるので最終的にはストーリー上の整合性はある程度分かるのだが、エンディングでやっと分かるのは流石にタイミングが遅すぎるだろう。

 ストーリーを真面目に解説すると以上のようになるのだが、それでも細かい矛盾は隠しきれない。そんなこともあって本作は雰囲気を楽しむゲームだと割り切って遊ぶことを当サイトでは強く推奨している。

 

滝の洞窟(光の精霊まで)

 マナの女神像の左にある地帯をフェアリーの力を使って通りに抜けることでシナリオが進行する。『どうする?』のメッセージの後はリングコマンドを上下に動かしてフェアリーを選べばイベントは進行する。道中はゴブリンがハンドアックスを投げてくるのが結構危険で、事前にまんまるドロップを買い込んでおくと良い。

 フルメタルハガーは反復横跳びをしてくるだけの巨大なカニさんだが相応に攻撃力が高い。まぁ最大HPが70を下回った時を目安に回復をさせておけば負けることは無いだろう。

 光の精霊と契約後は滝の洞窟を出るときに獣人に襲撃されてしまい、ジャドへ強制送還されてしまう。この時獣人たちは主人公たちを見捨てるような形で去ってしまうのでなぜジャドに強制送還されたのかは不明である。

 →土の精霊編に進む

 

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