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武闘家

 こちらもドラクエ3から存在していた職業。ドラクエ3では攻撃力と素早さが非常に高く、その代償として装備品に恵まれないという分かりやすい弱点があった。

 しかし本作の転職システムでは職業ごとに装備品の制限はないため、素の戦闘力の高さだけが強調される形になっている。

 MPが下がるという欠点があるが、武闘家でMPを習得しない強力な特技を習得出来るため、この職業だけで自身の持つデメリットを軽減している。このような事もあり、上級職を含めて全職業を見ても上位の強さを持つ職業として君臨している強力な職業である。


 

職業のステータス補正

HP MP 素早 守り 賢さ 美形
 
 
 
 
 
 
 
マスター特典 転職ルート 転職条件
 
 
 

 MPにマイナス補正がかかるのが厳しいが、ゲントの杖やほのおのツメなどの特殊効果を持つ道具が豊富なゲームバランスであるためそこまで困ることは少ないだろう。みのまもりが低下するが、装備品に制限がかからないシステムのおかげで実質耐久力への影響は皆無である。

 ミレーユ辺りであれば、はやてのリングなどの補助なしでも先制を期待できる素早さが非常に魅力的である。そういった意味でも戦士よりも遥かに雑魚戦に向くと言える。

 ボスによっては行動順が安定しない点には注意が必要だろう。ステータス補正の影響で分析すれば、戦士が後攻回復係としての相性が良く、武闘家は豊富な特技を使ったアタッカー要因として使うとパーティの相性が良くなっておすすめである。

 

必要戦闘回数と習得特技

熟練度 習得特技 特性 戦闘 累計
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 習得できる特技の質が非常に良く、まわしげり、せいけんづき、ばくれつけんは最終盤でも使っていけるほど汎用性に優れる。ステータスに依存しないかまいたちのおかげで非力なキャラでもアタッカーをこなせるのがポイント。

 全機能を発揮していくには攻撃力をひたすら高めていく必要がある。故に武器の選定が使い勝手を分けるため、武器は最優先で買い与えるようにしておきたい。

 武闘家が強力な職業であるという点は開発側も認識していたようで、マスターに必要な戦闘回数は下位職の中で一番多く設定されている点は覚えておいて損はないだろう。

特技の解説

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 シリーズ恒例の1ターン休み系の特技、多くの作品で後半の相手には効果は薄いが、本作でもその特徴は概ね踏襲しており、必然的に有効に使うのであれば序盤~中盤と言うことになる。

 使うのであれば厄介な攻撃を仕掛けてくる相手を封じ込める目的で使用することになるが、見た目で何が効くのかが判断しずらいのが最大の問題である。有効な相手で効果が大きいのは以下のモンスターだろう。

  • ラリホーン(100%)
  • ようじゅつし(100%)
  • バーニングブレス(80%)
  • ウインドマージ(100%)
  • ドラゴンソルジャー(100%)

 ボス戦でもしれんその2が35%ほどの確率で、ショウカクが80%ほどの確率で有効である。手が空いた後衛キャラが横やりを入れるには十分な性能を持つので上手に使っていきたい。

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 攻撃がムチでの攻撃と同じくグループ攻撃になる特技。バイキルトやきあいためは初段にきちんと適用されるため実質的には通常攻撃の上位互換として振り回していける。

 ダメージ倍率は1匹目から100%、80%、70%、50%、30%、以降は20%となっている。かなり強力な特技なのだが、本作では敵がグループで出現する頻度が減ってしまい、ドラクエ5のグループ攻撃ほど猛威は振るわなくなっている。

 モンスター自体も厄介な相手が増えており、倒す順番が重要になるケースも少なくない。使い分けてこそ意味がある特技なので思考停止で連打しないように注意しよう。

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 バギ系に分類される特殊技。マホカンタで反射されず、みかわし率によって回避されることがあるなど実質はステータスに依存しない打撃である。

 後衛キャラでもステータスに依存せず一定のダメージをMP消費無しで使用できる点は大きく、武闘家の特技の質を高めている偉大な特技である。

 バギ系は多くの中盤までのボスモンスターに有効で、ブラストとしれんその2を除けば弱耐性以下なので、普通にかまいたちだけで削って倒せることも多い。

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 防御と違って魔法やブレスを軽減することが出来ない防御系特技で、物理攻撃を主体としてくる相手に使用していくことになる特技である。

 打撃の軽減期待値は防御と同じであるため、打撃を回避しつつ他の行動を取りたいときに使う特技だが、残念ながらそのような状況はかなり限定されていると言わざる得ない。

 一応みかわしのふく+バトルマスターの打ち払い+みかわしきゃくで回避率が65%まで到達する。ネタの領域だが面白いので試してみると良いだろう。

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 ドラクエ6を象徴する特技で、その知名度と利用頻度はトップクラスだと思われる。相手の岩石耐性次第で回避されてしまうが、通常攻撃の2倍のダメージでバイキルトも有効(4倍)で、きあいだめも併用すれば8倍~10倍である。

 モンスターの体感的な硬さは岩石耐性に大きく影響を受けると言っても過言ではない。岩石耐性に加えてメラ系に強耐性以上を持つ相手はメラミも聞かないので相手にしたくなくなる。ようじゅつし、バーニングブレス、ヘルゼーエン辺りが厄介になっている一つの要因と言えるだろう。

 ボスは概ね弱耐性でダメージソースとして有効に使っていける。デスタムーアの両手は無耐性故に確実に削っていけるのは大きいと言える。

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 性能で言えばダメージ保障が付いたザキである。ザキ自体相手のHPを無視して倒したい場合に使う呪文なので、あまり相性が良い組み合わせとは言えない。

 しかしMP消費無しでザキが使えると考えれば便利なのも事実で、後衛キャラがアイアンタートル(強耐性)を倒したい場合に低コストで倒しうる。

 後半になってくると有効な相手が居なくなってしまうのはご愛敬である。趣味で使う以上に活躍させることは難しい特技だと言えるだろう。

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 簡単に表現すると「ダメージを与えないきゅうしょづき」である。要するにきゅうしょづきの下位互換である。

 一応こちらは打撃判定が無いらしく、眠り状態の相手を目覚めさせることなく退場させることが出来るが、眠っているのであれば倒してしまっても良く、この仕様が活かされることはほとんど無いだろう。

 敵に使われるとルイーダ送りにされてしまうのが面倒だが、モンスターサイドでは欲望の町周辺に出てくるタイガークローしか使用者がおらず、欲望の町にルイーダがいるので困ることは無いだろう。

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 武闘家の奥義とも言える特技で、敵の中からランダムに50%倍率の攻撃を合計で4回行う。単体相手に使えば実質200%攻撃で、岩石耐性に影響されないせいけんづきとして使っていける。

 バイキルトやきあいだめは初撃にしか効果がないため、補助呪文次第ではせいけんづきに劣ってしまうのだが、使い分けれ問題ない。AIが良く使うのだがエフェクトが長いの厄介ではある。

 「特殊効果がある武器の挙動の手抜き」の影響をモロに受けてしまった特技で、まどろみのけんやどくばりを装備して使用してもリメイク版では効果がなくなってしまっているのが少々残念だと言えるだろう。

 

序盤での活用方法(クリアベールまで)

 戦士に比べればステータス低下は無いに等しいので主力メンバーであれば問題なく転職させて良い。かまいたちを覚えたあたりから攻撃手段が増え、ボスにも有効打を持てるようになる。

 素早さに補正がかかるものの、ミレーユでもなければ安定して先制は取れないと思われる。素直にはやてのリングを併用して先制を狙う方が雑魚戦は楽になるだろう。

 モンスターの最大HPが20%低下したおかげで、主人公とアモスを武闘家にしてやいばのブーメランを振り回しているだけで、道中の多くのモンスターは楽に薙ぎ払えるようになった。

 

中盤での活用方法(伝説の武具が揃うまで)

 ミラルゴ、グラコスにも概ね有効なかまいたちのおかげで後衛キャラでもボス戦でアタッカーとして活躍が出来る。岩石系も海上のモンスターは弱耐性以下の相手が多く、せいけんづきが猛威を振るう時期である。

 職業のステータス補正だけで確定先制をするのが厳しいのは序盤と共通しており、星降る腕輪を装備させて先制行動を安定させると雑魚戦でも使いやすくなる。

 ダーマ南の井戸(下)でほのおのブーメランを2個買っておき、主人公とアモスに装備させておけば多くの雑魚敵を薙ぎ払えるので便利。魔術師の塔で稼ぐ時に導入すると効率的なので覚えておこう。

 

終盤での活用方法(ヘルクラウド戦以降)

 正直言ってこの時期には上級職に転職していそうな気もするが、まぁプレイスタイル次第だろうか。MPの低下が痛いが前衛キャラであれば影響は軽微なので気にするほどではない。

 問題はヘルクラウド、テリー、デュランがバギ系と岩石系に耐性を持つ点である。ばくれつけん無しだとダメージ効率が落ちてしまうのは多少厄介である。とは言ってもこの時点でラミアスの剣があり、バイキルト+通常攻撃だけで十分間に合う。

 熟練度稼ぎやレベル上げの際でも肉弾戦ステータスの低下が少ないのは便利である。職業のローテーションを計画的に行う際の戦力要員なので、非戦闘職業(遊び人や魔法使い等)の主力キャラを馬車に放り込む際、控え選手を武闘家にして熟練度稼ぎをするとバランスが良くなっておすすめである。

 

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