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ゾーマ（闇状態）

　光の玉を使わない状態のゾーマ。戦闘が開始するとまずこの状態から始まり、光の玉を使うことでゾーマ（通常状態）へ移行する。そのためこの形態と戦う必要性は全くない。

　恐らくゲーム初心者でもラスボスに勝てるようにしつつ、『規格外の強さ』を表現するためこの形態が生み出されたものと考えられる。

　しかしバランス調整が難しかったようで、ゾーマ（通常状態）の方はバラモスに大きく劣るような難易度になってしまっている。

　仮にこの形態が存在しなかったら『ゾーマの威厳』と言うものは、現在では別の評価を受けていたかもしれない。

　自動回復100で1～2回行動を持つ強敵で、攻撃力500はしんりゅう（攻撃力400）をも凌ぐ最高の数値である。また全ての補助呪文が無効ととにかく隙が無い。

　しかし完全ローテーション行動と言う弱点があり、別に勝てなくもない程度の強さには収まっている。ローテーションは以下のとおり。

　マホカンタの無駄打ちは行わないため、偶数目ローテーションと奇数目ローテーションで微妙に異なる行動を取るが、大きく行動が異なるわけでもないので過剰な心配は不要である。

　こう見ると打撃は3ターン1回しか来ない代わりに凍える吹雪を吐きまくるという攻撃パターンとなっており、水の羽衣やフバーハ、ドラゴンシールドなどで装備を固めると回復は意外と間に合ってしまうことがわかる。

　そのため攻撃性能は意外と大したことが無く、どちらかと言えば自動回復100を主体として防御性能に重きが置かれていることがわかる。

　これはバージョンによって編成は大きく異なると言っても良い。SFC版なら光のドレスとやいばの鎧を装備できる『戦士』を主体にしたメンバーで挑むのが無難だろう。

　スマホ版以降は水の羽衣を装備できる賢者を主体としたパーティ編成が無難だろう。

　アタッカーは最低でも毎ターン100以上のダメージを蓄積させる必要があり、そう考えるとバイキルト込みでも攻撃力350以上、出来れば攻撃力380程度あると安定して削っていける。

　ほぼ吹雪しか吐いてこないので、光の鎧、光のドレス、水の羽衣、ドラゴンシールドを主体とした装備品に加え、打撃ターン用にやいばの鎧があれば防具は十分だろう。

　攻撃力350以上となると装備品はかなり限られてしまい、破壊の鉄球（攻撃力135）や王者の剣（攻撃力120）にごうけつの腕輪（攻撃力15）を装備させれば何とか達成できる。

　クリア後であればどんな職でも大丈夫だが、クリア前であればアタッカーは勇者を選任せざる得ないだろう。

　クリア後であれば賢者の石2個体制で回復は追いついてしまう。そのため2人は賢者の石連打、1人をアタッカーとして使い、最後の一人は補助、攻撃、回復を切り替えれば難なく勝てる。

　反対にクリア前は結構シビアで、賢者の石1個では回復が間に合わないので、アタッカー1名を除く3名は回復と補助をローテーションしながらMP切れに気を払いつつ戦線を維持する必要が出てくる。

　そのため性格の選定や転職の有無にもよるが、Lv40程度（と言うか最大HP全員350以上）は無いと安定して撃破は難しいと思われる。

　別にクリア前に挑む必要もあまりない気がするが、チャレンジしたい人は参考にすると良いだろう。