聖剣伝説3（SFC）を攻略・分析するサイト

デスハンド（ケヴィン闇闇クラス）

　ケヴィンの闇闇クラスは『デスハンド』で直訳すると『死の手』だが、ゴッドハンドとの対比を意識するなら『死神の手』『死で染められた手』と言った感じの表現になるだろう。

　SFC版はデスハンドとデルヴィッシュのどちらが闇光でどちらが闇闇だったのかが分かりにくかった（というか表記のブレがあった）が、リメイクの際に整理されて一応デスハンドが闇闇クラスということで確定したようである。

　デルヴィッシュをも凌ぐ攻撃力306という数字が魅力だが、唯一習得する特殊能力が死に技と化しているため事実上最も不器用なクラスとなっている。

　攻撃力306はケヴィンの中でも最強の数値で唯一の300越えである。この数値は実に絶妙な数値で、後述の必殺技欄で解説するが昼ケヴィンとして他のクラスとの明確な差別化に成功している。

　反面魔法防御系は全クラスの中でも最低クラスの数値。ムーンセイバーを気軽に使えるデルヴィッシュと比べると編成次第ではそこそこ耐久力の差が発生する。

　当然だがアタッカー以外の仕事はこなせないので『ちから』『たいりょく』を中心に上げて、以降は『ちせい』『せいしん』の順番で問題ないだろう。

　朱雀飛天の舞がオーラを浴びせるようなエフェクトだったが、こちらはどちらかと言えば空間を切り裂いているように見える。まぁ性能自体に差はない。

　デッドクラッシュは敵を持ち上げつつ地面に叩きつけながら踏みつけるという豪快な技。敵が吹き飛ぶかと思いきや、スターダストボムと同じく若干左に移動するだけである。

　白虎と対象位置であることを考えれば若干右側に吹き飛んだ方が自然だった気がするのだが、設定ミスなのかどうかは現在では知る術はない。

・通常の状態で100%
・セイバー直後110%（殴られると100%に戻る）
・攻撃力上昇後133%

　デルヴィッシュ以下の3クラスは『獣化時』であれば反撃が痛い相手を殲滅できたが、デスハンドは『通常時』でもパワーアップでグレートデーモンまで一撃にできる。

　そのためデルヴィッシュに比べると昼夜に対する依存度が低いという特徴がある。ダークセイバーなどを使えばゲージ貯めも問題ないことを考えるとデルヴィッシュ以上にネクロマンサーと相性が良い。

　とは言っても基本はレベル1の必殺技を使っていたほうが安定するのは間違いないので、小ネタとして覚えておけば十分だろう。

・Lv01～20の相手に使うと100%の効果
・Lv21～40の相手に使うと160%の効果
・Lv41～99の相手に使うと190%の効果

　一応『クリティカル率上昇』という効果が説明されているが、このゲームにクリティカルは存在しないので効果自体は無意味な技である。

　一応味方の詠唱時間の相殺には使えるのでその点では使用価値はある。また俗に言う『奇跡の復活劇』の利用の時にも必要なので全く使わないわけでもない。

・Lv01～20の相手に使うと100%の効果
・Lv21～40の相手に使うと160%の効果
・Lv41～99の相手に使うと190%の効果

　他のケヴィンの3クラスと同じで、わざわざケヴィンでコインを投げる必要は無かったりする。

　デルヴィッシュ以上に小回りが利かないのでアタッカーにするしかない。もはや器用さに対する諦めが良すぎると言える。

　ムーンセイバーは無いがパワーアップ込みでグレートデーモンを落とせる通常状態の火力は魅力的である。ドレイクのウロコが生命線なので常備しておこう。

　基本はデルヴィッシュと一緒で全体回復魔法やステータスダウン系があるとパーティ全体のバランスが良くなる。

　特にパワーアップ込みなら昼でもグレートデーモンを一発で落とせるのが大きく、ネクロマンサーのダークセイバーも無理なく活用可能なので、前述のとおりデルヴィッシュ以上に相性が良くなっている。