ドラゴンクエスト6を攻略・分析するサイト
SFC版、DS版、スマホ版の違い
ドラクエシリーズがリメイクされる場合、大体オリジナル版に追加要素を付け加えるものが多かったのだが、ドラクエ6の場合はゲームバランスも結構な変更が加えられている。
変更のベクトルは「快適に遊びやすい」「現代のゲームバランスに合わせる」と言う方向性で作られているらしく、プレイして見れば間違いなく「遊びやすくなったドラクエ6」なので安心してほしい。
どのバージョンを良いのかは一概には言えないが、今のゲームの基準から考えれば多分DS版が最も遊びやすいと言えるだろう。SFC版は現在のゲームバランスに比べるとやや渋く、スマホ版は落とし穴に落ちやすく操作が大変である。
なお、DS版とスマホ版はスライムスカウトのタイミングが違う点とテリーが強化された点以外はほぼ一緒である。そのため必然的に「SFC版」と「DS版及びスマホ版」との違いを中心に解説していくことになる。
システム関連の違い
細かい変更を挙げるときりがないが、有名な変更点はこんな感じだろう。携帯機で快適に遊べるように調整が加えられたのと、名前のカブりを防ぐための変更が中心である。
- 仲間モンスターシステムが削除された。そのため魔物使いの名称が魔物ハンターに変更された
- 仲間モンスターの代わりにスライムスカウトと言う形でスライムを勧誘できるようになった。実質的にはアモスやドランゴのように任意で仲間に出来るモンスターが8種類増えたと考えるとわかりやすい。詳しくはすれちがいの館・まぼろしの館攻略を参考
- アイテムの買値が50%→75%になった
- 世界地図を最初から所持している
- ラーの鏡入手後にグランマーズの館に行けばルーラで「別世界へ」が追加されるようになった
- ベストドレッサーに出場しても、勝手に袋の中に道具が入らなくなった
- 中段セーブが可能になった。中断してもデータが消えないのでなかなか便利に遊ぶことが出来るようになっている
- シエーナの町が主人公の母親である「シェーラ」と似ているということで、マルシェの町へと名称が変更された。
- サンマリーノのサンディがDQ9のサンディと同名と言うことでメラニィへ名前が変更された
- クリア後にすべての職業の熟練度を5以上にしなくても書くダンジョンに入場可能になった
- 全ての職業の熟練度を5以上にすると、転職をしてくれる神官からゴスペルリング(守備力+15、装備していると敵が出なくなる)を貰えるようになった
- カジノで稼ぎやすくなった。はかいのてっきゅうをカジノだけで狙うことも十分現実的なレベルになったといえる。
- ムドーの城の炎の爪が、盗賊のカギ無しで取れるようになった
戦闘関連の違い
全体的にプレイヤーが有利になるような調整が加えられている。特に敵の最大HPが減った点の影響が大きく、渋すぎたSFC版と比べるとスピーディに戦闘が終わるようになっている。
- 敵の最大HPがほぼ一律で20%ダウンした。経験値とゴールドの入手は反対に20%上昇しており、ゴリ押しで戦闘を進めやすくなった。
- 戦闘のエフェクトが高速化した。モンスターのアクションも滑らかでコンパクトなものになり、上記の変更と合わせて戦闘時間が非常に短く終わるようになっている。
- ラーの鏡でモシャスが解除できるようになった
- マホトーン、マヌーサ、マホカンタが時間経過で解除されるようになった
- しのびあしでエンカウント率の低下があまり感じられなくなった。それどころか不意打ち率が格段に上昇するデメリットが追加された。口笛で呼び出しても不意打ちを喰らいやすくなるので、完全に地雷特技になった。
- マダンテの威力が3倍から2倍に変更された
- 人間キャラの耐性が統一された。故にミレーユの混乱耐性も消滅して運ゲーになる場面が増えた
- 夢見の雫の回収イベントにミレーユもAIユニットで参戦してくれるようになった。
- 仲間モンスターの耐性は敵のものと同一のものになった。結果としてドランゴ、ピエール、キングス辺りが大幅に耐久力が強化された
- ドラゴン斬りがドランゴに150%倍率になり、メタル斬りがはぐりんに150%倍率になった。職業のドラゴンとはぐれメタルには特に効果は無い
- AIがゲントの杖などを使うようになった
- 仲間に個別に作戦を設定できるようになった
- 賢者の石が馬車に届くようになった
- テリー加入レベルが28になり、武闘家もマスター状態で参戦するようになった
- スマホ版のテリーはさらに強化されていて、戦士、武闘家、僧侶、魔法使いをマスター状態で加入レベルも33になった。素早さは1.5倍になり力も5だけ上昇。強くはなったのは良いが今度は強化し過ぎた感がある。
- きせきのつるぎが「通常攻撃した時の25%回復」に設定されてしまい、バイキルトなどの影響を受けなくなってしまった
- はやぶさきりが75%倍率の攻撃の二連打になってかなり強くなった
- きせきのつるぎ+はやぶさきりを使うと、実質150%倍率の攻撃+75%の回復となりかなり強くなった。武器挙動設定の手抜きが多分原因である
- さみだれけんに状態異常武器が最後尾の相手しか乗らなくなった。武器挙動設定の手抜きが多分原因である
- ばくれつけんにまどろみの剣の効果などが乗らなくなった。武器挙動設定の手抜きが多分原因である
- はやぶさぎりに状態異常武器が乗らなくなった。武器挙動設定の手抜きが多分原因である
- まねまねを複数人で使って全体攻撃を受けた場合、最後尾のまねまね使用者だけがまねまねを行うようになった。
- オートターゲットを利用して山彦ザオリクで二名蘇生できたが、オートターゲットの挙動が変わって出来なくなった
DS版とスマホ版の違い
ほぼ変わりはない。しかし変わりがないことが逆に厄介になっている面もある。
- コントローラーではなく画面タップで操作になった。マップの変更が無いため、地底魔城や天馬の塔など落とし穴があるマップで落下しやすくなった
- 戦闘関連でも書いたがテリーがDS版よりもさらに強化されている
- スライムをスカウトできるタイミングが若干変更された。詳しくはすれちがいの館・まぼろしの館攻略を参考
- 古びたパイプを持ち逃げしたままイベントを進めるのが不可能になった
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