ドラゴンクエスト6を攻略・分析するサイト

　スライムスカウトシステムが導入された関係で、装備可能者がアモスとスライム系だけになってしまった悲しき防具。

　どちらも仲間になるタイミング的に言えば、防具として無価値なものになっているため、早い話が演出用の小道具となってしまっている。

　主人公の初期装備。前作と同じく最初のダンジョンで旅人の服を入手できる関係で、恐らく即売られてしまう服である。

　道中やモンスターがドロップすることもあり、知らない間にふくろに溜まっていることがあるので、金欠の時に売ってしまおう。

　攻略本などでは「冒険者ご用達の服」と紹介されている服。大半の作品の最初の町で店売りされているが、最初のダンジョンなどで拾えることが多い。

　今作でも最初のダンジョンで入手できる関係で購入する必要はない。1ダメージを争う最序盤では馬鹿に出来ない防御効果があるので忘れずに拾っておこう。

　絹で出来ているためか高額で売り飛ばすことが出来る防具。タキシードと言えばフォーマルな場所などで活躍するのだが、何故か店売りがされていない。

　装着する場もカジノ程度だったりと、現実と違ってどちらかと言えば遊び人用の服として扱われている感がある。換金目的で交換されることもあり、「お金」と切っても切れない防具である。

　一応結婚式でも身に着けるものらしく、アクバーがシスターアンナと結婚する際に準備がされていた。実質的にはこれも演出用の装備品と言い切っても問題ないだろう。

　シリーズでもお馴染みである、最も序盤に登場する鎧。革製の鎧は現実でも存在しており、加工のしやすさや入手の簡単さなどから民衆にも浸透していた鎧である。軽さもあって、機動力が重要な弓兵が利用していたという記録も残っているらしい。

　しかし本作の場合、重さは金属製の鎧と同等として扱われているらしく、ミレーユやバーバラなどは装備することが出来ない。

　ライフコッドに販売されているが、道中で拾える旅人の服でなんとかなってしまう上、マルシェにはより強力なうろこの鎧が販売されている。そのため防具として活躍する機会は少ないだろう。

　ハッサンの初期装備。革の鎧と同じく革製の腰巻だが、何故か覆っているはずの面積が少ないこちらの方が守備力が高い。

　公式イラストを見ても決して悪くない見た目なのだが、どういうわけかかっこよさはマイナス20であり、これの影響でハッサンの初期ステータスは「かっこよさ0」となっている。つまり格好悪いのは装備品であって、ハッサン本人は断じて格好悪くなく、むしろナイスガイであることを強調しておく。

　どうやら「ワイルド」や「野生」と言ったテイストは、ドラクエの世界では敬遠される傾向にあるようである。他にも「のこぎりがたな」や「おおかなづち」など実用性を重視したアイテムは魅力的ではない傾向が見られる。

　ミレーユの初期装備。きぬのタキシードは男性専用だったのに対し、こちらの見た目は箱入り娘が来ていそうな、あまり実用性のないデザインとなっている。女性に加えて何故かチャモロも装備可能。

　素材が高価なためなのか、高額で売却をすることが出来る。装備可能者は概ね後列に下げておく関係で装備していても恩恵が小さいことも多く、金欠なら売り飛ばしてしまおう。

　ステテコとは男性用の防寒着である。ズボンを傷めないように着用されたり、祭りの神輿などの担ぎ手が着用していた。そのため現実では生活と密接なかかわりがある実用的な衣服であった。

　しかしドラクエの世界では中年男性が着用するインナーという点が前面に押し出されており、「実用性が高いものはかっこよさが低い」と言う特徴と合わさって、かっこよさは驚異のマイナス100である。

　どの作品でも防御力はそこそこの数値を誇っている。恐らく「実用性」を表現するためにこのような措置が取られたと思われる。

　マルシェで販売されている本作第二の鎧。こちらも重装備扱いされており、女性は装備することが出来ず、男性とドランゴ、ピエールが装備できる。

　販売価格がかなり高額になっているのが気になる。村の民芸品で＋480G、盗賊のカギ値切り後で-200G、宿屋の地下で+250で差し引き530Gの入手と言うことになる。

　攻略上で言えば、村の民芸品を売却しないままビルデを救出してイベントを進め、レイドックでブーメラン（420G）を購入してからこちらを購入したほうが戦略的に言えば効率的だと言えるだろう。

　これもシリーズでお馴染みの女性用のドレス。軽さが特徴の革の鎧を女性が装備できないのは、このドレスの影響が大きいものと思われる。

　前作と同じくうろこの鎧よりも高い防御力が特徴である。悪くはない性能だが、それなりに高額なのが気になるところではある。

　状況次第だが、いばらのムチ（350G）を先に購入したほうが雑魚戦は楽になると思われる。資金に余裕があったら購入する程度で良いだろう。

　ご存じバニーガールが着ている衣装。きぬのタキシードが謎の遊び人フレーバーが強調されているのはこのスーツが原因ではないだろうか。

　バニースーツ、あみタイツ、うさみみバンドでかっこよさ+30が加算され、シルバートレイまで合わせると+50される、いわゆる「コーディネート装備」の一つでもある。

　しかしベストドレッサーの攻略目的であれば、他にもっと良い組み合わせがある。例えばバーバラの場合

強化奇跡の剣（51）＋神秘の鎧（55）＋シルバートレイ（23）＋ぎんのかみかざり（25）＋デセオのパス（45）＋ボーナス（40）でトータル239となる。

強化カルベロビュート（70）＋バニースーツ（38）＋シルバートレイ（23）＋うさみみバンド（15）＋あみタイツ（40）＋ボーナス（50）でトータル236となるため、攻略目的であれば奇跡＋神秘セットを揃えた方が良いだろう。

　下の世界のレイドック以降で販売されている防具。しかし夢見の洞窟の中の宝箱で拾うことが出来るため、買うものと言うよりも「拾うもの」としての印象が強いだろう。

　ここら辺から防具の値段のインフレが始まるのだが、貴族の服とのダメージ差はたったの2程度しかない。

　故に無理に装備を新調する必要もない時期と言うことになる。当面はけがわのマントのままでも問題ない時期が続くので、無駄な買い物をしないように注意しておきたい。

　うろこの鎧以上でてつのよろい以下が毎回定位置である隙間産業チックな鎧。微妙に安いのだが購入には踏み切りがたいという、毎回絶妙な価格設定がされている。

　けがわのマントよりも守備力が1高いのに50Gも安いので、今作もそのコスパは健在である。しかし無料でけがわのマントを拾える関係でわざわざ買う必要もないという悲しい現実があり、有効活用した人は少ないだろう。

　その身軽な見た目からみかわしのふくのような「回避効果」を期待してしまうが、残念ながらそのような効果はない。

　装飾として宝石がちりばめられているためか、結構な金額で販売されている。しかしアモールまで行けば守備力が3高い上に300Gも安く、おまけにハッサンも装備できるてつの胸当てが購入できるため、購入は避けるべきだと言える。

　なお、地底魔城に落ちているので、装備が回ってこなかったミレーユやバーバラに装備させておくのには十分に役に立つだろう。

　何故かスライムシリーズの装備を着用できるチャモロだが、この服は残念ながら装備することが出来ない。

　見た目で言えばスイカをスライムの形にくりぬいたと言った感じで、着用しているというよりかははめ込まれている。チャモロが装備できない理由はこの形状が原因だろう。

　最初に登場する装備可能者はホイミンと言うことになるが、いくら安かろうと時期が遅すぎる。魔物使いの仕様変更で存在価値がなくなってしまった装備品の一つだと言えるだろう。

　シリーズ毎回登場し、毎回てつのよろいの7割程度の性能と価格でプレイヤーを悩ませる装備品。

　今作では「貴族の服」を一着必ず購入する必要があるのでやや需要は低めである。アモールで販売している「てつのよろい」とはダメージにして1しか差が無く、500Gも安く購入できるのでハッサンに買い与えるのは悪くない選択肢である。

　チャモロ以外の人間キャラが装備できる取り回しに優れた防具。金欠と戦いながら防具を購入する場合基本的にはこれを購入するとパーティ間で調整が行いやすい。

　何故チャモロが装備できないのかは不明である。はがねの鎧と設定を逆にしてしまったんじゃないかと言う疑問が沸くが、それを確かめる術はない。

　ちなみに月鏡の塔でも1つ入手出来る。そのため複数個購入する必要性は薄く、基本的に1個だけ購入しておけば困ることは無いだろう。

　キーアイテムの一つで、下の世界のあらくれに「王族の格好をすれば王子に見える」と言われるのが攻略のヒントになっている。これを装備した状態でレイドック城の門番に話しかけることでイベントが進んでいく。

　厳密に言うと「王族」から爵位を与えられた上流階級の人間が「貴族」なのだが、「分かりやすさ」を重視した結果この形になったと思われる。仮に「王族の服」にしてしまうと城下町で販売させるのは違和感が凄すぎる。

　王子である主人公、ゲント族の正統後継者であるチャモロが装備可能なのは理解できるが、何故かテリーまで装備できてしまう。

　職歴詐称で有名なテリーだが、実は出生詐称まで涼しい顔で行っている。何かとネタに尽きない青い稲妻である。

　グーグル先生に怒られるのを回避してこの表記になっているが、非常に有名なのでこの表記でもまぁ問題あるまい。

　かっこよさプラス100と言う作中でも最大の上昇量を誇る。男性用のステテコパンツがマイナス100だったことを考えるとこの数字差は納得がいかない！

　しかしベストドレッサーにしても、プリンセスローブ＋黄金のティアラのほうがボーナス込みでかっこよさが高くなってしまうので、特殊効果を加味してもネタ装備の域を出ないだろう。

　ファッションとはコーディネートが重要なのだということを後世まで伝承する、実に偉大な装備品である。

　「はがねのつるぎ」等と同じく、数値よりも「中盤に差し掛かった」と言うことをプレイヤーに伝える役割がある正統派の防具。腕力がある男性陣のみが装備出来る点も過去作と共通している。

　しかし本作の場合、上記の貴族の服の購入が必須である他、チャモロ以外が装備できるてつの胸当ての汎用性を考えると購入の旨みはあまりないと言える。資金に余裕があったら買う程度で問題ないだろう。