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スーパースター

 本作で登場した新しい職業で、新ステータスである「かっこよさ」の存在を強く印象づける目的もあったと思われる。

 かっこよさはベストドレッサーコンテストの攻略時に役に立つのだが、かっこよさの数値は装備品や組み合わせボーナスによって上昇する数値がとてつもなく大きく、役に立つと言っても「ごくわずかに装備品の調整が楽になる」程度に留まっている。

 見た目重視のイメージの割に便利な特技も習得するが、どちらかと言えば初心者向けの特技が中心となっている。要となるのはハッスルダンスなのだが、リメイクの際のバランス調整の影響を大きく受けており、需要はずいぶん薄れたと言えるかもしれない。


 

職業のステータス補正

HP MP 素早 守り 賢さ 美形
 
 
 
 
 
 
 
マスター特典 転職ルート 転職条件
 
 
 

 肉弾戦の性能で言えば僧侶と同程度なのだが、踊り子のウリであった素早さがマイナス補正をうけており、先制行動を取るのはかなり厳しくなった。

 最大MPの低下はマイルドなのだが、基本職を含めて大した呪文を習得しないのでほとんど無駄なMPである。その分を最大HPか素早さに振り分けて貰いたかったのがプレイヤーの本音だろう。

 マスターまでの必要戦闘回数が勇者の前提職の中で最も少なく、主人公を最短で勇者にする目的で推奨されることが多い上級職なのだが、リメイクで受けた仕様変更の影響は結構大きく、主人公はスーパースターで鉄板と言うわけでもなくなってしまっている。

 

必要戦闘回数と習得特技

熟練度 習得特技 特性 戦闘 累計
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 見た目だけの存在かと思いきや、意外と使いやすい特技がラインナップされている。いわゆる無駄技の少なさは全職業の中でもトップクラスではなかろうか。

 ハッスルダンスが使いやすいことで有名だが、それ以外でもいなずまやムーンサルトは稼ぎの面でも便利。全体的に見て、雑魚戦で使いやすいノーコストの優秀な特技が実に印象的である。

 メガザルダンスや精霊の歌も一発で戦況をひっくり返せるだけの効果があるが、成功率50%の確率であるので注意しておきたいところだろう。

特技の解説

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 敵全体にマヌーサ効果を1~2ターンの間付与する。敵全体に効果があり、低貫通だった砂煙と違ってこちらはマヌーサと同一の確率で付与してくれる。

 しかし状況的に見て、これを習得する頃には既にマヌーサ系が通用しない相手が多くなっているため無駄行動に終わってしまう可能性すらある。横槍を入れるにしてもメダパニダンス辺りのほうが使いやすいだろう。

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 アストロンと言えば勇者の専売特許なイメージがあるが、何故かスーパースターでも習得が出来る。ちなみに何故習得が出来るのかについては明らかにされていない。

 これを唱えると何故か睡眠状態が解除されるので安全に味方を眠りから覚ますことが出来る。特にラスボスと裏ボスは強制睡眠を使ってくるので、キアリクよりも安全に復帰できるこの特技は便利。

 後半のボスでもローテーションで行動しているため、綿密に計算すれば被害の大きい行動をやり過ごすことが出来る。正直やりこみの範囲になってしまうが、低レベルクリアでは重宝されている。

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 威力が若干落ちた代わりにノーコストになって気軽に連発できるようになったイオラともいうべき特技。習得時期的に威力不足感は否めないが、熟練度稼ぎには便利。

 リメイクにあたって雑魚敵の最大HPが20%も低下しており相対的に威力が上昇し、SFC時代の無駄にチカチカ点滅したエフェクトも見やすい雷に変更され、プレイヤーへの目の負担も少なくなった。

 ステータスに依存しないという点も素晴らしく、戦闘向きでないスーパースターの弱点を上手く補っている。通常戦闘でも削り程度であれば何とか使えるだろう。

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 メガザルの変則版。MPを消費しない代償に50%の確率で失敗してしまい、失敗時でも使用者は戦闘不能になってしまう博打技。考えなしに使うとさらに戦局が不利になってしまう。

 しかし発動さえすれば効果自体はいたって強力。ラスボスや裏ボスでザオリク係が戦闘不能になってしまった際の救助手段になりうる。コツとしては失敗を見越してメガザルよりも早めに使用することだろう。

 なお、複数人習得者が居れば低リスクで使用が出来るが、流石にそこまで育成が出来ていればそもそもメガザルを必要としないと思われる。

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 SFC版では俗にいう耐性貫通力を低下させる技であったようなのだが、リメイクの際に耐性によるダメージや状態異常の被弾率にテコ入れがされているようで、特に検証しているサイトなども無く、正確な情報が無いのが実情である。

 と言うのもすべての属性に完全に耐性があるモンスターはごく一部を除いておらず、最悪打撃で倒せば問題にならないという現実がある。

 さらに言えばこの特技自体がザキ系に属しており、これが通用するのであればザラキーマでもじわれでも良いという事情がある。実質的には無駄技だと考えておいて間違いないだろう。

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 貴重な全体回復特技の一つで、ノーコストで使用できる割には破格とも言える効果を持つ優秀な特技。これの習得を目的としてスーパースターを目指すプレイヤーも多い。

 これを習得してしまえば道中のHP管理は格段に楽になり、ラストダンジョン辺りまでならこれを連打しているだけで緊急時以外の回復は不要だろう。

 しかし様々な検証が行われた結果、賢者の石自体はレベル25を超えた主人公がいれば意外と簡単に入手出来ることがわかり、需要がやや減少した。特にリメイクでは賢者の石をAIが使用するようになった上に馬車の中の味方も回復が出来るという大幅な強化を受けており、スーパースターもパーティに必須と言うわけでもなくなっている。

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 無属性の全体攻撃を行う特技なのだが、ブーメランのように右側の相手のダメージが減少していくわけではなく、敵の数に応じてダメージ倍率が変化するという変わった特徴を持っている。

 敵の数が1匹→2匹→3匹と増えていくたびにダメージ倍率が減少し、2倍→1倍→0.75倍→0.6倍→0.5倍→0.43倍→0.38倍→以降は0.33倍で固定となっている。総ダメージで言えば2倍→2倍→2.25倍→2.4倍→2.5倍→2.58倍→2.66倍→2.64倍で、多くの相手を巻き込むほど総ダメージが上昇する。

 ダメージ変動で扱いが難しいのかと思いきや、基本的に出し得な特技である。属性を選ばない、敵数が減れば自然と威力が上昇するなど極めて「熟練度稼ぎ」向けの特技で、魔術師の塔で暴れまわる際に重宝する。

 これ自体は優秀な特技なのだが、スーパースターはハッスルダンス専用マシーンと化してしまうことが多く、意識して使わないと日の目を見ることが無い特技でもある。

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 1ターンチャージして、次ターンの自身の行動順の際に発動する特技。50%の確率で失敗するが、成功時は馬車の外にいる味方全体にザオリクの効果があり、成功さえさせれば戦局の立て直しに便利。

 なお蘇生の成功判定は個別判定になっており運が良ければ最大3人復帰するが、所詮は確率なので3人のうち一人だけ蘇生することもあったりと戦略に組み込みにくい。一応歌い終わるターンに馬車から戦闘不能になったキャラを出す手も無くはないが…。

 基本的にはメガザルダンスを使ったほうが良く、実戦で使われることはほぼ無いだろう。

 

序盤での活用方法(クリアベールまで)

 普通に考えれば踊り子→遊び人とした方がメダパニダンスを使える期間が長く、またクリアベール付近までの相手には概ね混乱が有効なので使いやすい。

 ミレーユと相性が良くはやてのリングと組み合わせれば真っ先に行動が可能で、安定した戦闘パターンを確立しやすくお世話になったプレイヤーも多いだろう。

 なお主人公をスーパースターにするのが鉄板と良く言われるが、SFC版かリメイク版かで事情は異なる。敵のHPが多すぎて容易に削り切れないSFC版の場合、メダパニダンス等で足止めをしてから処理する方が簡単だったが、リメイク版では物理で殴ったほうが早い場面も多くなっている。

 

中盤での活用方法(伝説の武具が揃うまで)

 踊り子の成長が早いので、ここら辺で既に遊び人に転職できている可能性がある。遊び人のマスターには154回の戦闘が必要で、イメージよりも時間がかかるので注意。

 勝手に遊んでしまう関係で流石にボス戦での起用は厳しいので、場合によっては一時的に別の職業にして挑むと良いだろう。

 依然として雑魚戦では多くの相手にメダパニダンスが有効である。なおこのタイミングでハッスルダンスを覚えておくと終盤までHP管理を適当にやって良くなるので、多少稼ぎを入れても良いだろう。ちなみに賢者の石を入手できるようになる時期でもあり、手慣れたプレイヤーだと先に賢者の石を入手出来てしまうこともある。

 

終盤での活用方法(ヘルクラウド戦以降)

 全体回復があるとアクバーまでの相手はほとんど敵なしの状態になる。それほどまでにノーコストの全体回復手段がゲームバランスに与える影響は大きい。

 ラスボスでも毎ターンベホマラーを使っていてはMPが尽きてしまうので、馬車内回復を活かしてローテーションを組みながら重要な回復役を務める。

 なお、クリア後の熟練度稼ぎになってようやくムーンサルトが活躍する。それほどまでにスーパースターはハッスルダンスの性能に使い勝手が依存している。

 賢者の石でも代用は出来るが、それでもある程度工夫が必要で、「戦闘さえ地道にこなせば何の工夫もなく導入できる」と言う点はゲーム慣れしていない人にとってかなり重要な要素である。また、細かいタイミングで熟練度稼ぎをするプレイヤーにとってもかなり使いやすく、一定の需要をキープし続ける人気の職業である。

 

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