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パラディン

 多くの創作作品の場合、バラディンは教会の洗礼を受けた戦士や騎士といったイメージを与えられる事が多いため、他のゲームと比べるとやや変則的な転職条件となっている。

 おそらく対になるのも魔法戦士との調整によるものだと思われるが、武闘家も僧侶も実用的な特技を持つため、総合的な強さは全職業の中でもトップクラスである。

 勇者の転職条件からは外れてしまうのが痛いが、主人公以外のキャラを勇者にするのは実質的に趣味の範囲であるため、人間キャラクターであればボス戦用の職業としては最もバランスが取れた職業である。


 

職業のステータス補正

HP MP 素早 守り 賢さ 美形
 
 
 
 
 
 
 
マスター特典 転職ルート 転職条件
 
 
 

 ステータス補正が素晴らしいの一言で、マイナス補正がない職業は勇者とパラディンだけと言うのはファンの間でも有名のようである。

 ゲームシステムの都合上、対ボス戦においてベホマ係りは打たれ強い必要があるのだが、パラディンは必要な要素をすべて満たしており、頑丈な回復役としての役割を任されることが多い。

 雑魚戦の多くがゲントの杖と賢者の石で間に合ってしまうという事情から、ハッサンと僧侶の相性は驚くほど良いため、楽に攻略をしたければハッサンをパラディンに転職させるのは鉄板とも言える。

 

必要戦闘回数と習得特技

熟練度 習得特技 特性 戦闘 累計
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 熟練度2で習得できる「しんくうは」がとてつもなく強力で、狭間の世界に突入するまでの間はこれを連打しているだけで楽に雑魚戦が終了する。

 対ボス戦でもマジックバリアやザオリク係りを強引に蘇生できるメガザルもあり、実に器用に立ち回ることができる。

 欠点があるとすれば、岩石属性に耐性がある相手に有効打がなく、アクバーやデスタムーアなどの後半のボスは加えて取り巻きも居るため、ばくれつけんの火力が分散してしまうという点だろう。

特技の解説

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 仲間一人のダメージを身代わりになって受けることが出来る特技。におうだちほどのリスクはないので割りと手軽に使うことが出来る。

 とは言えど使う機会が多いとは言えない。雑魚戦であればパラディンがしんくうはで敵の頭数を減らした方が安定しやすく、馬車で入れ替えのできないボス戦くらいにしか使われないだろう。

 例えば残りHPがわずかな仲間に安全にベホマをかけたければこれの出番である。使用頻度はそう多く無いものの、使えれば便利な特技であるので上手に使っていきたい。

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 ノーコスト全体攻撃の中でも格段に習得が早い、雑魚戦におけるカリスマ的特技。レベルに依存するため非力なキャラでも扱いやすく、雑魚戦や熟練度稼ぎに大活躍する。

 リメイク後はなぜか基本ダメージに上方修正が施されたため、敵側の使用者との戦闘リスクが格段に上昇している点には注意が必要だろう。

 嘆きの牢獄付近は無効化してくる相手が多いので、メタルキング狩りを行う際に雑魚散らしに機能しないので注意しておくべきだろう。

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 ハッサンが自力で習得するイメージが強い特技。被ダメージが二倍になるデメリットは大きいが、先制で200%倍率の攻撃を撃てるのは強力である。

 アストロンに次ぐ早さで発動するようで、なんと防御、大防御、しっぷう突き、身代わりなどよりも前に攻撃を行ってくれる。故に厄介な相手の先制処理のほかに、防御行動で戦闘時間の遅延行動をしてくるランドアーマーなどへの有効打にもなる。

 なお、攻撃力が505を超えたあたりからはぐれメタルが1撃で倒せるようになる。レベル上げが加速的に楽になり、攻撃力515を超えたあたりからメタルキングも1撃で倒せるようになるので、序盤だけでなく終盤にも重宝される特技である。

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 熟練度2で既にバギ属性かつ無消費全体攻撃であるしんくうはを習得してしまっており、威力のブレが大きくMPも消費してしまい、グループ攻撃であるバギクロスを使用する頻度はかなり少ない。

 一応やまびこの帽子を使えばしんくうはのダメージを上回ることが出来るが、やまびこの帽子を使うのであればメラゾーマやイオナズンのほうが良く、やはり使われない。

 なお性能自体が悪いわけではなく、ダメージのブレはあるものの、低消費な割に威力が高い優秀なグループ攻撃である。しんくうはが無ければそこそこ使われていたと思われる。

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 SFC版とリメイク以降で微妙に変更が加えられたようで、SFC版は俗にいう貫通テーブルをプレイヤー側へ有利なように変更する呪文だったのだが、リメイク版は呪文版フバーハのような性能になっている。

 具体的な検証をしているサイトが無かったので自分で検証してみたのだが、マホカンタで反射出来る魔法は被ダメージを75%にするようである。

 確率系に関しては無耐性には効果が無いようだが、弱耐性、強耐性のザラキに対して検証を行ったが、いずれも被弾率の低下が見られた。これも恐らく低下率は25%で間違いないと思われる。

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 ハッサンが自力で習得する特技。仁王立ちは打たれ強い仲間が使用する必要があり、ハッサン以外で使用するのはドランゴかアモスくらいだろう。

 リメイクにあたってマホカンタ+におうだちが使えなくなってしまい弱体化したが、スカラ+におうだちは健在なので、打撃主体に相手にはめっぽう強く、ある程度頭を捻ればキラーマジンガも完封できるほどの強さ。

 相手からの攻撃を耐えられるかどうかの見極めが重要な特技で、ゲーム初心者には少々使いにくいと思われるが、打撃中心の相手であればスカラと併用すればまず安定である。ブラッディハンドの集団と戦う際に覚えておくと良いだろう。

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 全てのMPを消費した上で戦闘不能になってしまうが、代わりに馬車を含むすべての仲間を蘇生とHP全回復を行う非常に強力な特技。実はザオリク以外では唯一仲間を確実に復帰させることが出来る特技である。

 レベル上げや熟練度稼ぎの方法さえ知ってしまえば果てしなく強くなれる本作のゲームバランスを考えれば、そこまで使用頻度の高い特技ではない。稼ぎを行わずにラスボスに挑んだ際、ザオリク係が戦闘不能になった際の立て直し用の特技だと言ってしまっても良いだろう。

 性質上乱発が出来る特技ではないが効果は強力なので、非戦闘要員に覚えさせておくのも悪くない。バーバラであれば無理なく習得可能なので、稼ぎなしでサクッとクリアしたい場合はバーバラに習得させよう。

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 ゾンビ系の敵に1.3倍撃のダメージを与える強化版のバギクロスと言った感じの性能。ゾンビ系であってもバギ系に耐性を持っていれば軽減されてしまうので、実質燃費の悪い強化バギクロスである。

 どちらかと言えばダークドレアムが使ってくる強力な攻撃手段としてのイメージが強いだろう。時期的に軽減できる防具を装備をしておらず、マホカンタで反射出来ずマジックバリアでも軽減できないなどギガデインに匹敵する大ダメージを受ける。

 味方サイドではドランゴがバギ系完全耐性、ピエールが強耐性をもつため彼らが育っているなら戦線維持要員として使うと戦局を安定させやすいだろう。

 

序盤での活用方法(クリアベールまで)

 条件となる基本職の武闘家と僧侶はどちらも優秀なステータスと特技を持つため、戦力を落とすことなくパラディンを目指せるのが長所。その分必要戦闘回数が最も多い組み合わせなので気長に育てる必要がある。

 ハッサンで目指すのであれば先に僧侶から目指したほうがスクルト係が増えて使いやすい。ミレーユ等の後衛が目指すのであれば武闘家からのほうが使いやすいだろう。

 微妙なところがアモスで、せいけんづきのようなシンプルな打撃を自力習得しないので迷うところだが、恐らく武闘家から目指して火力を高めておいた方が役立つことが多いだろう。

 

中盤での活用方法(伝説の武具が揃うまで)

 多少稼ぎが必要かもしれないが、一直線に目指していれば伝説の武具を回収している辺りでしんくうはを習得できるだろう。海上の相手が多いこの時期に猛威を振るう特技で、習得キャラはしばらく「しんくうはマシーン」になる。

 ボス登場するミラルゴ、グラコスはどちらも岩石系に無耐性なのでせいけんづきが直撃する。総じて万能戦士と言える大活躍が約束されており、自然とパーティの主軸となる。

 魔術師の塔ではしんくうはを連打しているだけでも楽に熟練度を稼ぐことが出来る。デュランまでの三連戦に不安がある人は少し稼いでおくと良いだろう。

 

終盤での活用方法(ヘルクラウド戦以降)

 登場するすべてのボスに対して有効な対策を特技を習得するため、正に縦横無尽な活躍をする。特に打撃が強い相手が多いため、打たれ強いスクルト係と言うだけでも極めて重要なポジション。

 キラーマジンガ戦、デュラン戦でのにおうだちやテリー戦でのマジックバリアの他にラスボス・裏ボス対策のメガザルなど強敵相手の特技に事欠かない。

 ステータス低下が無いのも相当便利で、打ち払いがあるバトルマスターに耐久力は劣るが、MPを確保したいキャラの耐久力を確保したければパラディンで安泰だと言えるだろう。

 

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