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バトルマスター
戦士と武闘家を極めると転職できるようになる上級職。武器を使った戦闘も徒手空拳のみの体術もマスターした戦闘のプロと言った感じの意味だろう。
前衛系の味方にイメージ通りに就かせても強いが、最大HPの高さがものを言うゲームバランスであるため後衛系キャラに就かせても十分に活躍することが出来る。
MPの低下も60%と基本職に比べるとかなりマイルドであるため、ベホマとザオラルを自力で習得するチャモロと相性が良く、打たれ強いベホマ係として縦横無尽の活躍が可能である。
職業のステータス補正
HP | MP | 力 | 素早 | 守り | 賢さ | 美形 |
マスター特典 | 転職ルート | 転職条件 | ||||
戦闘に関する能力がMPを除いてすべて上昇するという凄まじく優秀なステータス補正が魅力。ボス戦などでは撃破までMPが持てば十分であり、弱点として露呈する展開にはなりにくい。
条件となる基本職がどちらも戦闘職であるのもポイントが高く、ダーマ神殿解放直後から第一線で活躍が可能なので主力キャラクターにおすすめの職業である。
主人公はスーパースターにした方が良いとされていたが、リメイクで戦闘関連のバランスが見直された結果、スーパースターがベストとは言い切れなくなり恐らくアモスと一緒にバトルマスターにした方が快適にゲームが進められるだろう。
必要戦闘回数と習得特技
熟練度 | 習得特技 | 特性 | 戦闘 | 累計 |
すべての特技にMP消費が無く気軽に振り回していけるのが最大の長所だろう。しかし原則は岩石属性の攻撃が並んでいるが、戦士ではやぶさぎりを習得しているため、基本職で習得できる特技の中で弱点はある程度克服している。
熟練度4のさみだれけん、熟練度7のがんせきおとしが雑魚戦や稼ぎの面で大きく活躍する。ボス戦でも高いステータスと打ち払いによる回避で、生存力は全職業の中でもトップクラスである。
かまいたちやがんせきおとしを除けば、ほぼすべてが攻撃力に依存する特技であるため武器は良質なものを渡してあげると良いだろう。
特技の解説
判定 | MP | 範囲 | 属性 |
使用効果 | 敵使用時 | ||
自力取得 | 転職習得 | ||
備考 | |||
バギ系に耐性が無い相手へのダメージが上昇する剣技。武器の追加効果や敵の耐性を踏まえて使えばはやぶさぎりを上回る性能だが、わざわざ確認するのは面倒である。
故にAI任せにしている時に使われる特技と言うイメージのほうが強く、有効活用がされているとは言い難い状況にある。
一応ヘルクラウドは無耐性なのだが、とびひざげりが有効なのでどのみち選択されない運命にある。同一スキルツリーに競合が多すぎたのが悲惨とも言え、レンジャー辺りで習得していればそれなりに使われたと推測される。
判定 | MP | 範囲 | 属性 |
使用効果 | 敵使用時 | ||
自力取得 | 転職習得 | ||
備考 | |||
ゾンビ系に1.5倍のダメージを与える剣技。ゾンビキラー(ゾンビ系に1.5倍)と組み合わせて使えば最終ダメージは2.25倍になる。性能で言えばなかなかの性能である。
問題があるとすれば、有効な敵の種類だろう。ホロゴーストやらデススタッフなど1匹ずつ相手にしている場合でもない相手や、ヘルクラッシャーのようにせいけんづきで代用できてしまったりと、イマイチ「ゾンビ切りでなければならない」理由がなく、環境に恵まれなかった特技である。
デスタムーアの第三形態の本体に有効ではあるが、戦略の関係上これでデスタムーアを殴るころには両手を撃破済みのタイミングであることが多く、時間短縮程度の使われ方しかしない悲しき特技だと言えるだろう。
判定 | MP | 範囲 | 属性 |
使用効果 | 敵使用時 | ||
自力取得 | 転職習得 | ||
備考 | |||
踊り子で習得する同名の特技と全く一緒の特技。後衛向きのステータスをしていた踊り子と違ってバトルマスターは前衛向けであるため、敵からの攻撃を被弾するのはむしろ仕事の一つである。
故にそもそも壁役を兼任するバトルマスターと相性が良いとは言いがたいものがあり、職業の役割から言えば「におうだち」を使わせた方が相性は良いだろう。
しかし全く使えないかと問われればそうでもなく、神秘の鎧を装備させた前衛系キャラをスカラで固めてこれを使えば、かなり低レベルでもキラーマジンガを十分突破できる。一直線でバトルマスターを目指せば自然と条件を満たすため、早期にグリンガムのムチを入手したければチャレンジしてみても良いだろう。
判定 | MP | 範囲 | 属性 |
使用効果 | 敵使用時 | ||
自力取得 | 転職習得 | ||
備考 | |||
岩石属性でブーメランと同様の攻撃を行う。DS版ではパラディンの即死効果やどぐばりの即死効果が反映されなくなっており(多分手抜き)若干SFC版よりも使い勝手が悪くなっている。
とは言っても便利な全体攻撃であることに変わりはなく、魔術師の塔や各種海上で猛威を振るう全体攻撃にであるのは揺るぎない事実だろう。耐性を持つ相手は別の仲間で処理すればよく、ストーリー攻略はもちろん稼ぎにも大きく貢献する。
通常プレイしている範囲であれば、熟練度7で習得する岩石落としを凌ぐだけのダメージを与えることは困難だが、やりこみの範囲になると話は別。こちらはステータスでダメージが上昇するため、キャラクター次第では岩石落としを上回るだけのダメージを与えることもある。
判定 | MP | 範囲 | 属性 |
使用効果 | 敵使用時 | ||
自力取得 | 転職習得 | ||
備考 | |||
バトルマスターの特技と言うよりかはハッサンが自然習得しているイメージが強い特技。浮遊系の相手は全25種類存在するのだが、見た目で分かりにくく、プレイヤー側が使い分けるのは困難だろう。
しかし浮遊系の相手は岩石属性に耐性を持つものが多く、地味ながらせいけんづきの弱点を緩和しているのも忘れてはいけない事実である。
ボスではヘルクラウドが対象になっており、バイキルトと組み合わせて使えば3倍ダメージを狙える。ある意味最後の見せ場なのでハッサンには頑張ってもらおう。
判定 | MP | 範囲 | 属性 |
使用効果 | 敵使用時 | ||
自力取得 | 転職習得 | ||
備考 | |||
ドラゴン系に150%倍率の攻撃を行う。ドラクエシリーズはタイトルの割にドラゴン系のモンスターが少ないことが知られており、それは本作でも例外ではない。
これを習得して以降のドラゴン系はバトレックス程度しかおらず、バトルレックスは岩石系無耐性であるのでせいけんづきで済んでしまうという事情があり、実質的にはほぼ使われない。
リメイクの際に味方サイドのドランゴに効果が発揮されるようになっており、多少脅威度が上がっている。しかし実質的には1.5倍の強化攻撃なので十分にレベルを上げておけば恐れる必要はないと言える。
判定 | MP | 範囲 | 属性 |
使用効果 | 敵使用時 | ||
自力取得 | 転職習得 | ||
備考 | |||
多少ダメージのバラツキがあるものの性能はすこぶる良い全体攻撃技。良く「岩石属性のブレス」と表現されるがこれは的を良く射ている表現である。
上位のブレスは特殊職業のドラゴンでしか習得が出来ないため、さとりの書なしで習得できるノーコスト全体攻撃ではパラディンの「しんくうは」と並んで抜きん出た性能を持つ。
デスタムーアの両手に対して均等に大ダメージを与えられる手段としても知られており、雑魚戦、ボス戦問わず大活躍が約束されている優秀な特技である。
判定 | MP | 範囲 | 属性 |
使用効果 | 敵使用時 | ||
自力取得 | 転職習得 | ||
備考 | |||
はぐれメタル等に確実に1か2のダメージ与えられる特技としての認識が強いが、実はメタルライダーやキラーマシン2、キラーマジンガ、アイアンタートル、ランドアーマー、てっこうまじん、ガーディアン、メガボーグ、エビルフランケンもメタル系に該当しているため、AIが使用することがある。
しかし習得するタイミングを考えると岩石落としやドラゴンの各種ブレス、らいめいのけんを入手している可能性が高く、単体相手のこの特技が重宝するのは稀だろう。メタル狩りにしてもまじんぎりやどくばり+しっぷう突きがあり、熟練度8で習得する割に地味で目立たない特技である。
こちらもドラゴンぎりと同じく味方サイドが被弾した際にも効果が適応されるようになっている。十分なレベルに達していないはぐれメタルマスターのキャラはリスクが上昇しているので頭の片隅に入れておこう。
序盤での活用方法(クリアベールまで)
序盤でバトルマスターになれるほどの熟練度を稼ぐのはかなり困難だと思われ、ニフラムやつきとばしを使っていかないと上限レベルに引っかかってしまうだろう。
基本職で言えば、武闘家のほうが特技のラインナップが充実しているので、基本的には武闘家→戦士の順番で転職させていった方が楽に攻略を進められるだろう。
戦士のタイミングでの素早さ低下が気になるが、この時期さえ過ぎてしまえば星降る腕輪によるブーストや、まじんのよろいを装備させた後の先を取る戦略が増えてくる時期なので、工夫さえすればデメリットを気にせずに戦うことが出来る。
中盤での活用方法(伝説の武具が揃うまで)
魔術師の塔に行けるようになるので、少し稼ぎを入れれば十分にバトルマスターを目指すことが出来る時期である。
さみだれけんの習得で雑魚戦の稼ぎのスピードが大きく上昇するため節目で習得させておくと伝説の武具を集めるのがかなり楽になるだろう。
神秘の鎧+受け流しでキラーマジンガの撃破も十分に狙える時期である。バーバラに早期にグリンガムのムチを与えたい場合はリセット覚悟で挑んでも良いだろう。
終盤での活用方法(ヘルクラウド戦以降)
ヘルクラウド戦以降は打撃が強烈なボスが続くため、引き続きボス戦での主力メンバーとして活躍する。以降のボスは岩石系に弱耐性以上持っていることが多いため、火力要員としては多少の工夫が必要である。
時期的に言えばメタル狩りを心置きなく行えるようになっている時期であるため、基本職で習得したしっぷう突きや魔神切りが猛威を振るう時期である。
ダークドレアム戦では流石に勇者には劣るものの、打ち払いによる生存率向上の影響が大きい。前衛系キャラだけでなく、場合によっては後衛系キャラも恩恵が大きいので、チャモロ辺りはバトルマスターと相性が良いことを覚えておくと良いだろう。