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商人

 名前のとおりの商人。他のゲームでも商人という職業は存在するが、皆一様に資金稼ぎが得意と言う特徴があり、その特徴はドラクエ6においても例外ではない。

 具体的には戦闘終了時に熟練度に応じた追加ゴールドを入手できる。これは確実に発生する上に人数分発生するので、地味ながら確実に資金が潤っていく。

 盗賊が武闘家の変則版であるとすれば、商人は戦士の変則版である。能力低下はあるものの、ボス戦では確実に後攻を取れるようになるため、使い方次第ではそれなりに戦闘もこなすことが出来る。


 

職業のステータス補正

HP MP 素早 守り 賢さ 美形
 
 
 
 
 
 
 
マスター特典 転職ルート 転職条件
 
 
 

 ステータス補正だけで言えば、戦士の各ステータスをワンランクずつ下げたようなステータスをしている。肉弾戦能力は職なし状態と大差ないため、後攻になることを除けば戦闘はそれなりにこなすことが出来る。

 しかしながら戦闘向きの特技が乏しいという盗賊と同じ欠点を抱えてしまっており、主力になるキャラクターに就かせるような職業ではない。

 故に消去法でバーバラ辺りに転職させることが多い職業となってしまっている。一応ダークドレアムに確実に後攻を取りたい際に使えなくもないが、状況が限定的すぎると言えよう。

 

必要戦闘回数と習得特技

熟練度 習得特技 特性 戦闘 累計
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 覚える特技のラインナップが貧弱過ぎて非常に苦しく、特技の質で言えば魔物マスターを下回っていると言っても過言ではない。

 インパスは主人公が習得しており、ちからためはきあいために劣り、唯一の攻撃特技のぐんたいよびは資金にダメージを与えてしまう。

 唯一使えるのはおたけびだろう。敵全体に効果があり、中盤までの相手に概ね有効であるため使いやすい。しかしライバル特技も多く、別に絶対的な特徴でもないので、おたけび目的だけで商人をチョイスするのは少々早計な気がしないでもない。

特技の解説

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 リメイク版以降のトラップモンスターは大して強くもなく、ドロップ品を各自に落とすため回避する必要はなく、人によってはむしろ積極的に狩る対象である。

 そのため本来の使われ方で使われることはむしろ少なく、魔術師の塔に入場する際に扉に向かって唱える呪文としてプレイヤーから認識されている節がある。

 主人公が自力習得できるため実用性は皆無である。「商人はアイテムの鑑定が得意」と言うシリーズお馴染みのフレーバーの表現のため、習得特技に組み込まれていると見て間違いないだろう。

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 きあいための劣化版。具体的に言うと、必中の付与効果がきあいためにはあるが、ちからためには存在しない点で異なっている。

 とは言ってもまじんのかなづちを使う場合以外ではさほど相違点を意識するようなことは少ないので、基本的な使い方はほぼ一緒である。

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 地面に穴を掘って埋まっているアイテムを見つける特技。確率で発見できるかどうかが決まるので同じマス目を延々と掘り進めても特に問題は無い。

 穴掘りしたフロアで出現するモンスターがドロップするアイテムを入手出来ることがあるが非常に確率が低い。破壊の鉄球を狙うならともかく、通常はレベリングに力を入れた方が快適にゲームを進められるだろう。

 ゴールドには拾える回数かゴールドに制限があるようだが、アイテムはそのような制限は見られない。ゴールドが入手できなくなるんで穴掘りをしても、ドロップアイテムは問題なく入手できるため、アイテム狙いの場合は遠慮なく穴掘りを続けよう。

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 踊り子の熟練度3で習得出来た同名の特技と全く同じである。踊り子が習得できるのはイメージどおりだが、商人が習得できるのは少々謎ではある。

 一応ドラクエ4に登場したトルネコがランダムでふしぎなおどりを使用することがあったので、源流はこれだと思われる。

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 商人で習得できる特技の中で最も素直で使いやすい特技。中盤までの性能に限って言えば、基本職の中でも随一の性能を誇ると言っても良い。

 しかしライバルが多いのも事実で、39回で習得できるおたけびに対して、37回で習得できるメダパニダンス、18回で習得が出来る甘い息など競合相手は多い。

 こちらは全体に効果があるが、習得が素早さが絶望的に遅い商人なのも痛い点である。汎用性と言う意味は甘い息+焼け付く息を習得できる魔物マスターにはサポート能力で一歩劣ってしまっていると言えるだろう。

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 後先を考えずやけになって行動を起こすことを「体当たり的」などと表現することがあるが、ダブルミーニングの意味でたいあたりな特技。

 ザキ耐性に応じて、敵の残りHPの8割ものダメージを与えることが出来るが、自身の残りHPも8割相とのダメージを受けてしまう、俗に言う自爆技である。

 味方陣営が使うことは皆無だが、敵陣営から使われると厄介な技である。DS版以降は味方が被弾する場合、ザキ耐性に関係なく8割被弾する仕様に変更されたため、さまようへいたいはかなり厄介になったと言えるだろう。

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 大声を上げて付近にいる商人を呼び出す移動時専用の特技。宿屋、神父、武器屋、防具屋、道具屋、よろず屋の中から一つをランダムで呼び出して各種サービスを受けることが出来る。

 店のラインナップは「最後に立ち寄った店」となっており、ゲームを再開するとリセットされてしまう。初期状態は上の世界のレイドック(よろず屋だけは上の世界のライフコッド)が設定されている。

 ドラクエ6ではぐれメタル狩りをする場合、宿屋が無いザクソン周辺か宿屋が無い下のアモール東の祠付近で行うことが多いため、運次第だが宿屋を呼べるのはメリットである。問題はMP消費が大きく、どの店が来るかもランダムなので、MPが尽きるまで使っても宿屋が呼べないことも少なくないことだろう。

 
判定 MP 範囲 属性
 
 
 
 
使用効果 敵使用時
 
 
自力取得 転職習得
 
 
備考
 

 金をバラ撒いて謎の軍団を呼び出して敵を攻撃する。ステータスに依存せず、ダメージも同時期のレベルに比べれば非常に高いのだが、ゴールドの減りが凄まじく常用は不可能である。

 ボスにはほぼ効かないものの、雑魚敵であればダメージのとおりが良く、ライフコッドイベントでの強敵ずしおうまるや海底宝物庫に出現するキラーマジンガには100%のダメージが入る。

 グリンガムのムチの早期入手に役立つ特技なので、使う頻度は少ないかもしれないが頭の片隅に入れておいても損は無いだろう。

 

序盤での活用方法(クリアベールまで)

 戦士よりもさらに低い素早さが足を大きく引っ張る。しかし中盤まで有効かつ全体に効果があり、プレイヤーへの負担が少ないおたけびは目を見張る活躍を見せてくれる。

 戦闘回数39は多少面倒ではあるが、地底魔城(レベル20まで熟練度のレベルが上がる)辺りで集中的に戦闘を繰り返しておたけびだけ習得させて、以降は他の職業に切り替えると非常に快適にゲームを進めやすい。

 おたけび以降の特技はしばらく出番はないため、必要になったときに再び商人にすれば問題ないだろう。

 

中盤での活用方法(伝説の武具が揃うまで)

 この時期でも海上・海底の敵におたけびが有効である。商人の素早さが低くく、通常は他の職業にしておたけびを使用しているケースも多いので「商人の中盤での活用方法」と見なして良いのかは微妙だが。

 ネタ色の強い軍隊呼びだが、キラーマジンガを早期撃破したい場合には役立つ。例えばレベル25の状態で使えば75ダメージ×4でトータルは300ダメージである。

 キラーマジンガの最大HPは480なので、ダメージが集中したりするか、あるいは受け流しなどでカウンターできれば2ターンもあれば十分に倒しうる。数少ない実用的に使える場面なので、軍隊呼びを習得済みであれば積極的に使っていこう。

 

終盤での活用方法(ヘルクラウド戦以降)

 何気に嘆きの牢獄周辺の相手でもヘルクラッシャー以外は休み系に対して強耐性どまりなので、手軽に入れられる横やりとしておたけびは一定の価値を維持する。

 しかし火力不足感は否めず、そもそも嘆きの牢獄付近で戦う必要性はほぼ無いため、ここら辺で役割は潮時だろう。

 ここが本領発揮だった盗賊とはうってかわってこちらは影の時代である。以上のことからレンジャーを目指すのであれば商人→盗賊という順番にしておいた方が無難であることがわかるだろう。

 

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