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ドラキー（ドラきち）

　ドラクエ1から登場している最序盤の強敵の代名詞的存在。防具でスライムのダメージを1に出来てもこいつは2～3程度のダメージを与えてくる上に回避率も微妙に高い強敵である。

　公式グッズでもスライムと一緒にパッケージを飾っていたりと常連なのだが、3、4、6には実は出現していないモンスターで、知名度から言ってもスライムとは結構な格差があると言える。

　モチーフはコウモリであり、見た目的にもどう見ても鳥類なのだが装備グループは何故かキノコ系。設定ミスなのかと思いきや、リメイクでも修正はされなかった。彼がいったいどうやってうろこの盾を装備しているのかは謎に包まれていると言えるだろう。

・完全耐性　→　完
・強耐性　　→　○
・弱体性　　→　△
・無耐性　　→　×

　サンタローズの洞窟に出現し、1に出来ない攻撃力と、しぶとい回避力を持つ強敵。最大3体出現するのだが連続で出現すると消耗が激しい。

　レヌール城では徒党を組んで出現するのだが、ブーメランやいばらのムチでなぎ払えるので、一転して経験値をくれるだけの雑魚になり下がる。

　最初から楽に倒せるように設定されているスライムと違って、レベルが上がったことにより「強くなった」という感覚をプレイヤーに肌で感じさせてくれる名モンスターである。

　SFCでは加入率が1/16であったため、加入させるのが微妙に面倒なモンスターだったのだが、リメイクで1/4に引き上げられたのでずいぶんと加入させやすくなった。エビルアップルを勧誘しているうちに無理なく加入させることが出来るだろう。

　装備グループが鳥類系ではないのが謎だが、どのみちやいばのブーメランでアタッカーにするため、この時期にあまり違和感を感じることは少ないだろう。

　お化けキノコやばくだんベビーは微妙に仲間にしにくいため、ブーメラン係として代役を務めるのであれば十分に活躍が見込まれる。

　序盤3強と違って成長が止まることが無いのが長所だが、反面彼らのように爆発的に伸びることも無いため実に扱いに困るキャラである。

　装備品も「序盤の爆発的成長」にマッチする形で設定されている感があるため、そもそも後半まで連れ歩く事を想定されていない装備グループである。

　肝心のブーメラン系も男の子が装備出来てしまうので、この時点でわざわざドラキーをスタメンにしなければいけない理由と言うのは見つからないだろう。

・完全耐性　→　完
・強耐性　　→　○
・弱体性　　→　△
・無耐性　　→　×
・下の数字　→　装備品のダメージ減少量

　装備グループが何故か鳥類系ではないという煽りを受けて一気に使いにくくなった感のある仲間モンスターである。

　一応盾を装備出来るが、所詮うろこの盾止まりのため無いに等しいメリットでありみずのはごろもを装備できない分、耐久力はかなり劣るという結果になってしまっている。

　人気や知名度と同じくらい、スライムと戦闘能力面でも格差がある悲しいモンスターである。むしろスライムよりも優れたモンスターにできなかったためこんなフレーバーのモンスターになったのだと推測される。