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回復呪文


 他のRPGなのではポーション → ハイポーションのようにストーリーの進展に合わせて回復アイテムも上位互換が登場するのが通例であったのだがドラクエシリーズでこの体形が整えられたのはなんとDQ8からである。

 それだけにRPGの基本動作ともいえる「回復」という行動の中で回復呪文の占めるウェイトは非常に大きい。回復呪文を覚えるスライムナイトもゲームバランスの都合上、綿密に調整された仲間モンスターであることは間違いないだろう。



ホイミ系

 初代ドラクエ1より登場する回復魔法界の重鎮的な系統。他のゲームではケアルだったりヒールだったりと名前が違うものの他のRPGに与えた影響は非常に大きいと言えるだろう。

 仕様上、習得者は貴重なのだが「ランダムでモンスターが仲間になる」というシステムの都合上主人公のMP成長速度が非常に高く設定されている。

 実際には簡単に仲間になるスライムナイトや、運次第にはなるがホイミスライムやキメラなども習得するため、回復呪文の使い手に困るという機会はほとんど遭遇することは無いので安心して良いだろう。

ホイミ
MP 属性 範囲 アイテム
3 ホイミ系 味方1体 やくそう
味方使用時の回復量 敵の使用時の回復量
30~40 30~40

 主人公がレベル4で習得するのでやくそうが節約できるようになるので非常にありがたい。序盤から順調にMPが習得していくので序盤から攻撃兼回復役である。

 ただし中盤あたりまで主人公は素早さが低めなのでビアンカなどで薬草を使用したほうが良い場合も少なくないので状況を見て使い分けよう。

 敵サイドではスライムナイトやホイミスライムが使用してくる。序盤の内はホイミの回復量の30を超えるダメージを与えるのは地味に難しくジリ貧になり易いので面倒であれば逃げてしまおう。

 

ベホイミ
MP 属性 範囲 アイテム
5 ホイミ系 味方1体 祝福の杖
力の盾
味方使用時の回復量 敵の使用時の回復量
75~95 75~95

 こちらも主人公がレベル11で習得し、味方サイドでは最速の使い手となるだろう。薬草の回復量を大きく上回るので回復役としての存在感が出てくるという意味でも重要。

 フローラはベホイミと幸せの帽子を装備できるので無現HP回復マシーンとして大活躍させられるキャラである。スライムナイトも6で習得できるなど割と習得者は多くいるため使用する機会は多いだろう。

 祝福の杖と力の盾の使用効果もこれである。対象が自分のみの力の盾と違って祝福の杖は他のキャラを対象にできるので利便性が非常に大きい。実は耐性を綿密に計算すれば賢者の石と祝福の杖だけでエスタークも撃破してしまえるため地味ながら非常に強力なアイテムである。

 

ベホマ
MP 属性 範囲 アイテム
7 ホイミ系 味方1体 なし
味方使用時の回復量 敵の使用時の回復量
全回復 全回復

 どんなにダメージを受けていても一発で全回復してしまうという原理不明ながら異常に強力な呪文。かつてはラスボスが使用してきたためプレイヤーに絶望を味合わされたが今作はそんなことは無いので安心である。

 主人公とスライムナイトが20を超えた辺りで習得するので使用者には困らなく設定されている。また男の子も習得するのでボス戦で大いに役立つだろう。

 サンチョやブラウニー、さまようよろい等の高HP低耐性な味方の相棒的存在。防御などを交えながら攻撃に耐えておけば一発で全回復できるため強敵相手ではうまく使用していきたい呪文である。

 

ベホマラー
MP 属性 範囲 アイテム
18 ホイミ系 味方全体 なし
味方使用時の回復量 敵の使用時の回復量
100~120 70~100

 馬車を含むすべての味方のHPを回復させてくれる大変ありがたい呪文。HPの減ったキャラを馬車内にひっこめて賢者の石と共に併用して安全に回復させるテクニックは有名だろう。

 基本的に強敵を相手にする時に使用する回復魔法である。そのためある程度継続的に唱えられる最大MPと何よりも1ターンの間生き残れる耐久力が求められ、使用するキャラの適性が重要視される回復呪文である。

 オークキングであればまじんの鎧を活かした高い耐久力で後攻回復が出来るので非常に重宝される。他に男の子が星降る腕輪を装備して使用する場合がある。ホイミスライム等では耐久面に不安が残るせいでちょっと宝の持ち腐れ気味である。

 

ベホマズン
MP 属性 範囲 アイテム
36 ホイミ系 味方全体 なし
味方使用時の回復量 敵の使用時の回復量
全回復 100~120

 ベホマラーの強化版で馬車を含むすべての味方のHPを全回復させる。さらっと書いたが相当なバランスブレイカーに該当している罪深い回復魔法である。

 耐久力が求められるのはベホマラーと共通しているが、そのすべてを問題をクリアしているスライムベホマズンによってゲームバランスもへったくれも無い状況になっている感がある。

 星降る腕輪を装備したベホズンにひたすらベホマズンを使わせておいて残りの3人で吹雪の剣で殴っていればエスタークも楽勝である。スライムベホマズンもそれなりに仲間にしやすいため導入もしやすい。

 

ザオラル系

 ドラクエシリーズは他のRPGのように手軽に蘇生アイテムを入手することが出来ないためにザオラル系の呪文を習得するまでのかなり長い間は教会で蘇生させなければならない。

 当然ながら洞窟の中などは一部の例外を除いて教会などあるはずもないため、その場で蘇生出来るザオラル系の存在価値は極めて高いと言えるだろう。蘇生なのだからホイミ系の習得者が習得するのかと思いきや、ザオラル系だけ習得するという味方は結構多い。

ザオラル
MP 属性 範囲 アイテム
10 ザオラル系 味方1体 ふっかつの杖
味方使用時の回復量 敵の使用時の回復量
最大HPの50%
※成功率50%
最大HPの50%
※成功率50%

 主人公がレベル25で習得する。習得は青年期後半辺りからになるだろう。ドラクエという世界観の中での蘇生はかなり難しいものと設定されていることが分かる。

 とは言えオークキングやキングスライムも習得するため青年期前半からお世話になってることが大半だろう。成功率が50%であるため戦闘中の使用は極力避けたい呪文でもある。

 確率復活であるためプレイヤーを色々な感情にさせてくれる呪文である。しかし教会に行かなくても蘇生出来る利便性は計り知れない。また、財布にも優しいので多くのプレイヤー達に愛されてきた蘇生呪文である。

 

ザオリク
MP 属性 範囲 アイテム
20 ザオラル系 味方1人 せかいじゅの葉
味方使用時のダメージ 敵の使用時のダメージ
全回復※成功率100% 全回復※成功率100%

 ザオラルと違って確実に成功する上に復活時のHPは全回復している。期待値で言えば4倍のコストパフォーマンスを誇り、消費MPが2倍で済むので非常に燃費が良い事が分かる。

 これを使用できるか否かは回復役として一線で活躍できるかどうかの大きな指標であり、これを使用できないホイミスライム等は安定性と言う意味で一歩出遅れていると言える。

 蘇生呪文であるという都合上、使用者の耐久力が低くては話にならない。専用装備がある男の子や強烈なHPを持つオークキングと相性が良く彼らの評価を高めている一つの要因であると言っても過言ではない呪文である。

 

メガザル
MP 属性 範囲 アイテム
全て ザオラル系 味方全体 なし
味方使用時の回復量 敵の使用時の回復量
蘇生+全回復 蘇生+全回復

 使用後に使用者が戦闘不能になってしまうが、代わりに味方を全蘇生しHPも全回復させてくれる正に切り札的な呪文。使用者を再度蘇生させて魔法のせいすい等でMPを回復させれば何度でも使用できる。

 運が悪くザオリクの使い手などが連続攻撃を喰らい戦闘不能になった時のリカバリー手段として使用するのが一般的だろう。役目を終えたスライムベホマズンの最後の一手としても重要で極めて強力な蘇生呪文である。

 問題はと言うとそこまで強力な相手が存在しないというゲームバランスだろうか。ドラクエ5は全体的に初心者でもクリアできるように優しめに設計されておりこの呪文を使用しなければならないほどパーティが危機に陥ることは少ないだろう。

 

キアリー系

 日本のRPGでは状態異常に毒や石化、麻痺や眠りなどが登場する事が多いのだが、ドラクエもその例のとおり複数の状態異常が存在している。

 大抵の場合は状態異常ごとの回復魔法が設定されていたり、万能薬があって手軽に直せたりするのだが、ドラクエ5では任意に解除できるのは毒と麻痺と呪いだけであり少し変則的だと言えるだろう。

キアリー
MP 属性 範囲 アイテム
2 キアリー系 味方1体 どくけしそう
味方使用時の回復量 敵の使用時の回復量
毒状態解除 -

 最大HPが少ない序盤では毒は相当に驚異的な状態であり早急に回復をすることが望まれる。とは言っても主人公がレベル6で習得するため使用者に困ることはまず無いだろう。

 中盤の滝の洞窟でガスミンクがどくのいきを浴びせまくってくるので必然的に出番がある呪文である。ピエールのマホトラをベホマスライムに使いながらチマチマ治療していこう。

 毒は終盤になると空気になってくる状態異常なのだが、画面やキャラがチカチカしてうっとおしいので面倒がらず治療してあげよう(´・ω・`)

 

キアリク
MP 属性 範囲 アイテム
2 キアリー系 味方全員 満月草
味方使用時の回復量 敵の使用時の回復量
麻痺解除 -

 SFC版ではボブルの塔に出現するゲマが焼けつく息を吐いてきたので全滅の危険性があったのだが、PS2版以降は使用しなくなったので馬車が入れる場所以外では麻痺を喰らう機会が激減したので割となんとでもなるようになった。

 エビルマウンテンのゲマは使用してくるのだが麻痺完全耐性を持つ仲間モンスターにストロスの杖を持たせたりすれば良いのでずいぶん楽になったと言えるだろう。

 スライムナイトも習得するのだが高確率で被弾するようになってしまった。前述のとおり馬車が入れる場所以外ではほぼ被弾する機会が無いので素直に馬車にひっこめれば問題ないだろう。

 

シャナク
MP 属性 範囲 アイテム
10 シャナク系 味方1体 なし
味方使用時の回復量 敵の使用時の回復量
呪い解除 -

 呪いには大きく分けて2種類あり、前者が行動不能に代表される戦闘終了時に回復する呪いと、毒のようにHPやMPが移動中にジワジワ減っていく戦闘終了後に回復しない呪いがある。

 トロッコ洞窟などはMPに呪いをかけてくるモンスターが平然と登場するため下手するとあっという間にガス欠に陥る。そんな意味でもこの呪文の存在意義は保たれていると言えるだろう。

 しかしながら男の子の習得レベルが遅いことが気になる問題である。レベル20はサクサク進んでいると到達していない可能性が高い。そのためかPS2版以降はトロッコ洞窟の中に教会が設置されており男の子をメンバーに入れていなくても攻略がしやすくなった。