アークザラッド2を攻略・分析するサイト
特殊能力のダメージ計算式
このゲームの特殊能力は多少複雑なこともあり「攻略情報」と言う形で記載されている事が少ないので、ここに記載しておくことにする。結論を言うと、最終ダメージは以下の計算式で求められる。
基本ダメージ=魔力 × 約2.4 × 消費MPボーナス × 貫通係数修正 × 魔法防御
各項目を一つずつ見ていくことにする。
魔力
文字通りキャラクターの魔力そのまま。マイトマインドを使った場合、装備品による加算を除いた部分のみが1.25倍になるため、本体の魔力が1であるヂークベックにマイトマインドをかけても何も変化は起きない。
攻撃依存の特殊能力の場合は当たり前だが魔力ではなく攻撃力を参照にする。
約2.4
正確に言うと2.16~2.63の間でランダムで計算される値で、いわゆる乱数の部分である。平均を取ると2.38なのだが、分かりやすくするため「約2.4」と表記している。
消費MPボーナス
消費MPの多さに比例してダメージが上昇するボーナス。多くの攻撃魔法の消費MPは8だが、この場合はダメージが108%になっている事を意味する。
レベル2なら116%、レベル3なら132%と言った感じで増加していくのだが、高射程魔法の場合は消費MPが微妙に大きいので、レベル3だと140%のダメージになる。ちなみに最大はヴァニッシュで、レベル3で226%と言うことになる。ヴァニッシュの威力がとてつもなく大きい理由の一つがこの消費MPボーナスの存在にあると言える。
貫通係数修正
計算式を複雑にしている厄介者で、最小が50%で最大が150%である。なんとこの部分だけで最終ダメージに3倍もの差が出ると言う恐るべき係数である。攻略上の結論を先に書いてしまうと 実戦で導入する場合、相手にウィークエネミーを使用して、味方にマイトマインドを使用すれば大抵の場合貫通係数が最大になると思っておこう。
以下の説明は算出の根拠になる部分なので、難しければ流し読みしても問題は無い(´・ω・`)
攻撃する側の魔力と攻撃される側の魔力又は防御によって計算される。当たり前だが魔力依存の攻撃は相手の魔力によって貫通係数が変化し、攻撃依存の攻撃は相手の防御によって貫通係数が変化する。
貫通係数 = (攻撃側の魔力 - 防御側の魔力or防御)×2.5←小数点以下切り捨て
と言う計算方法で算出され、最大で50%のダメージのブレが発生する。早い話、攻撃側手のステータスが防御側のステータスを数値にして20以上の差をつければ貫通係数は最大になり高威力のダメージが出せるということである。
計算例として、Lv81のトッシュの攻撃55.0で魔力は20.8だが、これでテュケの洞窟に出現するLv79のサーペント(防御50.0)に桜花雷爆斬Lv3を使うこと想定してみる。この場合、20.8 - 50.0 = - 29.2で必然的に貫通係数は最低値の50%と言うことになる。
武器はエッジ(攻撃力38)として、補助魔法は使わなかった場合を想定すると計算式は以下のようになる。
攻撃力93.0 × 約2.4 × 消費MPボーナス1.32 × 貫通係数50% × 魔法防御(←ほぼすべての場合1/2)となり、ダメージは73前後となってしまう。魔力の低いトッシュでは貫通係数が最低値になってしまい、ダメージが激減してしまうというわけである。
しかし補助魔法や装備を工夫すればトッシュでも貫通係数を最大に出来る。先ほどの条件に加えて、ウイークエネミー(Lv換算のステータスを約1/4にして、モンスターの能力補正も解除)を相手に使用して、幻のゆびわ(魔力+10)とマジックローブ(魔力+5を想定)を装備させてみると、貫通係数が以下のように修正される。
トッシュの魔力35.8 - サーペントの防御14.4 = 21.4となり、貫通係数が最大になる。この状態で桜花雷爆斬Lv3を使えば最終ダメージは219前後となり、必殺技と呼べる程度のダメージを出すことが出来るようになる。
分かりやすい目安を記載しておくと、魔力成長が0.4以上のキャラにマイトマインドを使用した場合、自然と魔力依存の特殊能力の貫通係数が最大になってしまい、ダメージが激増する。攻撃依存の場合は魔力上昇装備かウィークエネミーを併用することで容易に貫通係数を最大に出来る。
実戦で導入する場合、相手にウィークエネミーを使用して、味方にマイトマインドを使用すれば大抵の場合貫通係数が最大になると覚えておけば間違いない。魔力成長0.2の連中は魔力上昇装備が無いと厳しいが。
リーザのハリケーンアタックが異様に強いのはこの仕様によるところが大きい。例えば専用化したサラマンダー(攻撃力+52)にパワーリスト(攻撃力+4)を2個装備させた上でストライクパワーを使ったLv60リーザの攻撃力は79.0である。この状態で貫通係数最大のLv3ハリケーンアタック(倍率116%)を使用すると最終ダメージは217付近となり、HP成長2の連中は軽く消し飛ばすことが出来る。
ちなみに貫通係数は内部的には各数値を一旦5倍したものの差を200で割った数値を小数点以下切り捨てで処理しているようだが、普通にプレイする場合に関しては上記の認識で問題ないだろう。
魔法防御
ゲーム上の表記では気が付けないが、内部的には魔法防御力が設定されており、ほぼすべてのキャラクターは8となっている。レベルアップ等で変化することは無く、装備品でのみ最大5上昇させることが出来る。
魔法防御8以外の敵はほぼ存在しないため、ダメージ計算上は気にする必要はあまりないが、一応示しておくと、(魔法防御/16)のダメージ軽減と言う形でダメージに調整が入る。ほぼすべてのキャラの魔法防御は8なので、上記の貫通係数での説明のとおり、ほぼすべての場合、貫通係数修正後の数値の50%が最終ダメージになる。
魔法防御は装備品で上昇させることが出来るが、有名なのはエルクの専用装備であるマジックキャンセラー(魔法防御+4)だろう。地味ながら装備すると(12/16)のダメージ軽減という形で最終ダメージに調整が入り、未装備時と比べると特殊能力のダメージを半減させる効果があると言える。
店売りのブレイドや廃屋のフロアアイテムであるグラディウスを用意すれば鍛冶屋で特殊効果を追加出来るので実は簡単に導入できる。空中城突入後でも、キラースーツ(男性専用)に追加効果でセットできるので、暗黒の支配者戦で導入すると楽が出来るだろう。